「僕々」を含む小説

　とある男子大学生がゲームの世界の悪役貴族に転生した。 　しかし、だからと言って男子大学生の在り方が変わるわけではない。 　ただ、彼は願う。彼女が欲しいと───ゆえに、動こう。 …

企画　雨蕗空何様の企画に参加の短編です。 「同じ文末で物語を〆る企画」 物語のラストを「びっくりするほど不味かった。」で〆た物語です。 お楽しみいただけると嬉しいです。

「圭くんって、脚フェチだよね！」「……何で知ってるの？」 親友の彼女を名乗っている女の子はなぜか僕をよく知っている。よくわからんが、ストーカーされている。でも、彼女が僕をストーキ…

　孤独が好きな祐二はいつも１人。どこに行くのも何をするのも１人だ。そんな彼にはお気に入りの場所があった。そこは地元の海が見える展望台。田舎だけあって祐二が行く時間帯は常に貸切状態…

　こんな日々がいつまでも続くと思っていた。 　でも、そうじゃなかったみたいだ。 　僕の日常は、ある日あっけなく終わりを告げた。 　何のために、誰のために、僕はこれから生きていくの…

僕に突然襲ってきた、、、病 朝目が覚めると身体が重くて動かない どうしてだろう？ 大事なプレゼンがあるのに 休むわけにはいかない 数時間が経ち会社から部下からの電話ラッシュが鳴り…

ある夏の日、幼稚園の隣の神社にて。 五歳の僕は幻覚を見ているのかと思わせるような、見たこともない昆虫に遭遇する。

＊書籍版は新キャラ・新シーンを大幅に追加、一部展開変更しております。web版の5話あたりから変更点が多くなりますので、ご留意ください。 「エリーゼ、君との婚約を破棄する。僕は君…

最近課長に昇進した川原(かわはら)には、二つの悩みがあった。 一つ、任された課がダメ社員の寄せ集めだったこと。 二つ、部下の中でもとびきりの問題児である鬼本(おにもと)が、事ある…

ナナシマイさんの自主企画『男女の友情を信じない男女による友情の物語』のための書き下ろし

好きなことだけして生きていく。仕事も、義務も何もない。ただ好きなことだけを追求するそんな世界で少年は旅をする。自分の『好き』を見つけに。 人類が宇宙を統一し無数の土地と資源を…

「僕」が聞いた怪談や奇談を少しずつ上げていきます。章立てになってますが一話完結なので、どれから読んでも構いません。百話を予定しています。

　天が堕ち、地が割れる世界の終末期。 　己のすべてであった太陽のような幼馴染を失い、ただ彼女と誓った夢だけが残された少年と心が知りたい機械少女の二人は、朽ちて行く世界の中をただ二…

平凡な社会人、藤井洋介には忘れられない人がいる。 吉川るり。 それは彼がまだ子どもだった頃、転校してしまった少女だ。 クラスの中心で、頭脳明晰・品行方正。 運動神経も抜群で、先…

　ある雨の日、|不知火九生《しらぬいくき》はいつものように病室から出た。調子が良かったからだ。今日も雨音に身を委ねようと移動していたところ、自殺しようとしたという少女|雨宮時雨《…

　僕の名前は、木毛尾　拓（35 ） 身長169センチ　体重95キロ　 　チャームポイント　眼鏡　 　好きな服　チェックシャツ 　趣味ヒーローショーを観ること 　　　フィギュア…

引きこもりの詩

僕はある管理をするために雇われた。山奥の施設。そこは、あるコレクターにより、集められたモノだった。それは、人類に必須のものかもしれなかった。

大学を留年した「僕」は、見事にカードゲームにハマっていた。バイトもしていない。実家からの仕送りだけで生活している。では、どこからお金を工面しているのか？――もちろん、父親の稼いだ…