「私小説」を含む小説

子供の頃、日曜日は朝から教会に通っていた。それはいつ始まったかも覚えていない、僕の習慣だった。 風変わりな夢を持った子供の僕は、やがて成長し一人の牧師と出会う。 彼との日々は、僕…

私は雷が怖くない。一方、妹は大人になっても雷が苦手だ。まったく違う私達だが、子供の頃の共通するある出来事がきっかけだった。（エッセイ集「天のお城でブランチを」に収録している話しと…

幼ない頃から、酷い「吃音」持ちだった。何を喋るも、「詰まる」を繰り返し、周囲の人間に馬鹿にされ、いつも笑われた。それはとても惨めなことだった。「詰まる」はやがて、自分の中に種を作…

私はある晩秋、駐輪場の壁に大きな白い蛾がとまっていることに気が付いた。それを退治することができずに過ごした春までの観察記？※昆虫苦手な方はご注意ください。 （カクコン用に読みやす…

親を亡くした姉と妹の崩壊、そして再生の時。

初の私小説。 主人公、藤岡は田舎から名古屋へやってきた。 名古屋は大いなる田舎だが、鹿児島出身の彼には大都会のイメージを持つ。 物語は、彼の決意から始まる。

「占星術探偵シリーズ」というミステリー小説を書いている、とある架空の作家の日常を描く作品。彼はその新作の準備中であるが・・・。 作家の日常パートと、その作家の書く「占星術探偵シリ…

審版潜疎(はろるどもでぃーる)は念願の中古一軒家を二十一歳で手に入れた。 都市で職と住処を転々と変え続け、あらゆる他者の後ろ指を指す対応をもぎ取らんばかりに無視をし、残りの貯金で…

2年前、祖母が亡くなる前後に思ったこと。生と死がテーマの、やや私小説めいた詩です。

　これはただの文字列。 　吐露する場を求め彷徨った亡霊。 　呪いのように体を蝕む痛みの捌け口を、ここにする。

心は大人になれなかった成人の話

限界社会人の話。

　文芸部に入部した「僕」と美少女の先輩が送る痛々しい日々。 　ボーイミーツガール。 　短編です。拙いですが読んでいただけると嬉しいです。

日常って大半の人は何も特別なことは無いですよね？ そんな退屈な日々にエンタメを提供するのが目的です！

第一回NTR小説フェスタに寄せて