「三月」を含む小説

九月の終わり、そんな持論を言っていた水野は突然失踪した。そして導かれるように三月の下旬、水野の同級生・小谷透は水野の死体を見つける。 葬式から月日を遡り、物語は、記憶は現実から幻…

「どうも死神です。早速ですが命をください」 　ろくでなしの引きこもりニート、平和都《たいらかずと》の前に現れたのは鎌を手にした黒装束の少女——死神セレイアル。 　セレイアルは和…

人生の最後に、人は何を思うのか・・・ 老衰で死んでいく、一人の男の人生の最後の瞬間を書いたストーリー。 夢月七海さまの企画「同題異話・三月号　　「また会いに来たよ」」に参加さ…

淡く綺麗な物語を書きます。

同題異話三月号の参加作品です。 これが最後だなんて信じられません。 ずっとずっと続くと思っていました。残念です。 でも、この自主企画に出会えたおかげで小説を書くことができてとても…

三人の『ゆかり』の三周年。 三周年記念の短編8個めです。

　三年間の同居生活を行ってきた三人の幼馴染。三周年となる三月末、三角関係、三つ巴の三人の関係は終わる。

「海へ行こう」 先輩は僕を車に乗せ、まだ春にもならない三月に、海へと連れて行った。 月と星の光だけが僕らを照らす中、先輩は静かな口調で話し始める。

誰もいなくなった部屋。 机の上に置かれていたノート。 ■三月十七日 　今朝もダメだった。 　目を覚ますと、いつも通りの自分の部屋。 　やっぱり枕の下にイラストを挟んだぐらいで…

（１）は、同題異話・三月号から転載。

夢月七海 氏主催自主企画　同題異話・三月号「また会いに来たよ」への参加作品。 短編集です。

感染症による大パニックが収束した五年後。 犠牲者となった仲間たちを幽霊として呼び出そうとするハコネと、それをよく思っていないツガルの話。 なんちゃってSF×オカルト。「おいでよ」…

夜中、午前二時にふと目が覚めたわたしは窓の外の深々と降る雪と、吐いた息で白く濁った窓を見遣る。

夢月七海様の自主企画｢同題異話・三月号　　『また会いに来たよ』｣参加用です。 「ふえ」を吹く「おに」の、昔と今の話。 ※「十訓抄」の「博雅の三位と鬼の笛」が元ネタです。原型と…

　とある動物園に、象の女の子が生まれた。「私」はとても嬉しくて、動物園通いをしていたが、出張によって故郷を離れることになってしまう。 　出張から帰ってきた「私」は、恋人の「彼」と…

桜が芽吹く三月、その日の朝の空気は蒼く見えた。 君と付き合って1年目の春、僕は君とはじめてHをした。

自主企画『同題異話・三月号　「また会いに来たよ」』に参加させていただきます。 同題異話は今月で最後です。主催者の夢月七海さま、楽しい企画を有難うございました。

娘の保育園の卒園式を終えて。 子供たちへの想いを、園庭の滑り台のてっぺんにある、うさぎさんに代弁して貰いました。

人気のない図書室で、先生は僕にこう言った。「ねぇ、ヒツジの絵を描いて」。