「ショートショート 短編」を含む小説

　５月のとある金曜日、あなたはバーで一杯飲んでいる。 　たまたま隣り合った男と話す内、興味深いことを耳にした。 　なんでもこの世とは異なる世界の研究をしている老人がいると言うの…

ある日の仕事中、家が火事になったと連絡が入り、慌てて家に帰る。 帰ってみると、そこには火だるまになった我が家があった。 火は消えたものの、家は、完全に燃え尽きてしまう。 その中で…

海外経験豊富、現在アメリカ在住の私が深く思い出に残っているエピソードを短編形式で紹介していくエッセイです。一人旅なんかの海外での話など、日々感じていることや考えていることを交えつ…

SS お題 今回は 12月:師走(しわす)・部室・脳裏 を使ってなにか制作します。

これまでに書いてきた短編やショートショート集です。 くだらない思いつきの一発ネタが大半です。 眉村卓とか、あの辺のテイストがお好きな方向けです。

ヘンテコな嘘ばかりつく明日香は、学校で浮いた存在だった。 彼女の嘘にテキトーに返事をしていたら、いつの間にか懐かれてしまった。

スペース豆まきはとても楽しい行事です。先生もとってもニコニコで、みんなおいしそうにスペース恵方巻を食べています。

子泣きじじいのことは誰でも知っているだろう。赤ん坊の泣き声をまねて人をおびき寄せ、ひとたび取りつくと石のように重くなって相手を押しつぶしてしまうという妖怪だ――。

売れない小説家である主人公はいつも通り枕を濡らしながら就寝する。ある日、主人公の夢の中には...

僕はおばあちゃんの自慢の孫だった。 だって僕は勉強も運動もできて優等生だった。 テストでいい点を取ったり、何かの賞をもらったりするとうんと褒められた。 近所から散歩にやってくる老…

『ノックの音（達）がした。』と同様、「ノックの音がした」で始まる掌編を並べています。ごく短い作品は短編賞に応募しづらい気がしたため、とりあえずまとめてみることにしたものです。

私がSFだと思う雑多な短編置き場 サイエンス・フィクション、スペキュレーティブ・フィクション、サイエンス・ファンタジー、スペース・ファンタジー、すこし・ふしぎ、まで。 長編に詰ま…

きっかけは、いつもの口喧嘩だった。 超常現象研究会の会長と、科学部の部長の口喧嘩。 世の中には絶対に科学では説明できぬことがあるという主張と、世の全ては科学で説明できるとい…

ある美術館に、とてつもない美術品が展示されていた。 それは、天使の涙と呼ばれている巨大なダイヤモンドだった。 その天使の涙を盗ませていただくという予告状が、美術館と警察へと…

青年は、生きることに絶望していた。 そんな絶望の日々に終焉の幕を下ろそうと、駅のホームで身投げをしようとした、その時だった。 青年に、救いの声がかけられた。 それは、美し…

今もなお膨張を続けている宇宙を調査し開拓する、宇宙開拓連合。 様々な星系の様々な種族が参加しているこの連合の本部には、若い勇士たちの教育の場が設けられていた。 ある日、宇宙…

その国は、戦争の真っ只中であった。 その国に住む女性は、毎日、ある電話を待っていた。 それは、看護師として戦地へと赴いている、女性の娘からの電話だった。 来る日も来る日も…

ステキな男性との出会いを夢見る映子だったが、平凡極まる自分がどうしてそんな男性と出会えるものかと、理想と現実のはざまで葛藤を繰り返していた。 今日もまた一人で深酒をし、みじめ…