「冬」を含む小説

Ｓ大に通う新聞奨学生の明宏は、朝刊の新聞配達をしている。 配達の担当範囲内にあるマンションの一室。その一軒だけ、いつも明宏の配達時間に明かりがともっていた。そんなある日、明宏とそ…

３ 「う……ん…………あ……れ、此処……は？」 　仰向けで倒れていた私の視界を支配していたのは辺り一面の霧だった。 　ゆっくりと身体を起こしてみるも、まだはっきりとしない頭と、…

主人公・森山冬弥（高校３年）には気になる女の子がいたが、思いを打ち明けられないでいた。 そこへ、バンド仲間から学祭の花火大会をその子と見るように勧められるが……。 冬弥の大学時…

四季の中で最も冬が嫌いな男、江崎浩介。ルックスはよくても、その頑固な性格から女っ気がないまま、大学生活へ突入しようとしていた。そんな折、突然、自分の部屋に銀色の髪をなびかせた美少…

選挙に行けなかった引きこもりの話。夢の中で親し気に話しかけてくる誰かが誰だったのか思い出そうとするフィクションです。救いはない。夏なのに冬のような絶望。

これは『俺はラブコメが書けない』本編より少し未来のお話。クリスマスの飲み会の帰り道、俺は彼女との初デートを思い出していた。 ◯Twitterの診断メーカーに便乗した作品です。

　このお話は動物が主体です。貧しい暮らしの中、町の人々が助け合い、支えあって暮らしている様を書きました。寒さに負けない心温まる作品をどうぞご覧下さい。

二人の幼馴染が一週間だけ一緒に過ごすお話。

ある冬の朝。高校生のあさひが迎えた、誰にでもある朝のお話。 初投稿です。 高校時代に書いた作品です。どうぞお楽しみください。

中学三年生の草薙冬次は、授業中でクラスメイト達と異世界へ転移させられてしまう。 彼が目覚めた場所は現実世界(元の世界)と変わらないが、実は獣人という種族が存在し怪獣たちに苦しまれ…

大学生の叶わぬ片想いの話です。相手に好きな人がいる系。強く想うわけでもないがそれは確かに――だった。冷めたような静かな独白がセールスポイント。

岩手県広沢市――。 高校生・在坂ひびきは、冬の風鈴師に会うためにその地を訪れた。 その山には南部鉄を用いる風鈴師・黒岩椿が住んでいる。 風鈴とは魔力を用いた工芸品だ。魔覚と呼ばれ…

役所勤めの四十男、村山邦夫はいつも不機嫌で、仏頂面ばかりの男だった。 そのせいで友人はおらず、妻との仲も冷え切っていた。 そんなある日のこと。その年最大の寒波に襲われた冬の街を歩…

香鳴さん主催【同題異話ＳＲ】参加作品です。 高校生の千夏と蓮はいとこ同士。小さい時から蓮は千夏の家に夏と冬、泊まりに来るのが恒例となっていた。そんな二人の関係も年齢とともに微妙…

仕事中にふと目の前を見ると、白い天井が海面に見えてそこに人がドボンと落ちるのが見えたような…多分疲れていたのでしょう。

｢千羽鶴｣と対になるお話