「愛し」を含む小説

双子しか産まれない世界でたった一人、生を受けた王子は、神に愛されない子どもだった。 その子どもと周囲の人々のお話。

大学生の夏、真依は気づいてしまった。 自分は誰のことも好きになれないのだと。 「だって、分からなかったのだもの」 恋とか、好きとか、愛しているとか 社会人になったそんな真依の…

私は気弱な妖だった。草木に隠れるようにして生きていた。 そんな私を愛してくれた人がいた。 ずっと、愛して。ずっと、一緒にいよう。 そう誓い合っても、彼は人だから。 私よりも先…

初恋の相手、由衣をSNSで探してしまう僕。彼女と出会って幸せになることはできるのか。

柑菜と久代は誰もいない学校で過ごす高校生の女の子。お互いにお互いのことが好きで、愛し合いたいけれど愛し方がわからない。お互いに距離を測りながら、互いの気持ちをごまかすようになんと…

２０２１年７月２３日。東京オリンピックの開会式が執りおこなわれる日。私は２３年間生きてきてしがみつき続けた愛してやまない北海道の大地から離れ、遺憾ながら東京に送り込まれた。

旅先で殴り書きのように書きつけた思いを寄せ集めて文章にしてみる。そんな詩集を作っていこうと思いました。テオドールの表題は、私が一番愛している詩人の名前からもらって来ました。

幼き頃の祖父との記憶が私に愛し愛される苦しみと恐怖を与えていた。 だが、その裏には別の真相があり…。 横で眠る彼の頬と髭に触れた夜、夢の中に出てきた祖父が語った真実とは。

私がもし、恋愛するなら？ でも、男性恐怖症の部分もある、 人間として、愛したい

握られた手の温もりに幸せを感じた。震える手でそっと抱きしめると愛しさを覚えた。愛を確かめたくて契りを交わす。交わした約束が積み重なれば、それはもう真実の愛であると胸を張って言い切…

絵本作家の僕が彼女を愛していない理由を懇切丁寧にお教えします

帝国史随一の狂帝、レイスは魔術狂い。世界で誰よりも魔術を愛していた。 そんな彼が魔術にかける情熱は人一倍。誰よりも懸命に勉学に励んでいた。 ――だからこそタチが悪い。 彼には…

あたしが付き合った初めての彼女。ずっとずっとあいつだけを愛して来たはずなのに、あいつは浮気をしやがった。 それも男に。 なぜ？　あたしが女だから？　絶対にあたしは認めない。女…

世界は彼に優しくしない、それでも彼は世界を愛したい。 だからこそ、少しずつ、彼を救いたいと願った世界が編んだ、痛くも辛くも、絆を紡ぐ物語。 彼が在る事を、素晴らしいと思う、誰かと…

ピアニストを目指す高校生の霧島律は、ピアノ以外の全てを棄て、ピアノだけに自らの全てを懸けてきた。友達と遊ぶ時間も削ってピアノの練習に打ち込む日々。特に恋愛ほどくだらないものはない…

社畜生活に疲れ果て、会社を休職中の亜紀。そんな彼女のもとに祖母が倒れたとの一報が入る。 急ぎ見舞うと、祖母から「店を守ってくれ」と頼まれてしまう。 亜紀がひとまず千駄木にある…

　近未来── 『ディアボロ』と呼ばれる異能者が存在する世界。 　巨大コングロマリットCEO、ソロモン・アスカリドは黒髪にアメジストの瞳を持つ美貌の青年であり異能力者でもある。ソロ…

兄のことが大好きで誰にも渡したくない妹目線のお話

高校生でありながらスターアイドルとして活躍していたあかりは自殺を図る。死ぬことはなかったものの、幽体離脱をしてしまったあかりは、そこで唯一自分が見え、自分のファンである天晴と出会…