キスから死に戻る異世界転生生活【二部本編】
ももきちすもも
転生前の活動方針や世界観
世界観
【世界観】
地球という現実世界から隔離されている異世界。そこは神により創造された世界となります。現実世界における夢うつつ、空想などをもとに現実世界での文化や技術なども混ぜながら神が独自に創造した世界が舞台。
現実世界において神の奇跡すら願い、救いを求めていた子羊となる人間に対して、ある者には神として崇められた存在が奇跡を与える対価に、神隠しとして最後には人間を連れ去り冒険者や探究者として異世界で役割を与えて転生させた。それが異世界と冒険者のカラクリでありましたが、それを冒険者などには伝えずに秘匿として異世界にて活動させている。
異世界の基本となる下地は古めかしい世界であり、神が創造した段階でこれまで神が集約してきた情報をもとに織り交ぜた文化や伝承などを、新たな異世界として繁栄させた状態から生み出された世界が大半である。しかし基本的には開発が遅れた地域が多く貧困した地域が大半となっている。そこに技術や人力などの手が加わり便利な都市機能を発展させてゆくのが新しい異世界にて活動する冒険者などの第一の目標となっている。
これの例外なのが神が随時手を加えているダンジョンという特別な異世界であり、最奥まで進むと報酬を得られる仕組みであり異世界人が住む世界とは根本的に違う環境が与えられて基本的には敵対生命しかいない攻略専門の世界となっている。貴重なアイテムの確保はこの試練を受注することがオーソドックスにもなる。
冒険者が直接管轄する都市や、協力して繁栄した都市などが増えてゆくと、周辺地域も交えた交流が盛んになり新たな仕事も増えてゆき、多種多様な依頼が飛び交うようにもなる。さらに条件次第では異世界自体を異世界人も渡り歩きさらなる依頼も増加してゆき、異世界の文化や技術も渡り歩くことになります。そのため太古に創造された異世界であっても、また新しい異世界であっても文化の遅れや技術の進歩遅れも差異はあれど埋め合うことができ、それを仲介したり協力するのが冒険者などの仕事にもなります。
ただそんな異世界にも魔物や竜種や悪魔といった破壊者としての生命も同時に存在しており、竜種は特別な異世界だけにいるのですが魔物はどの異世界にも強弱こそあれど一定数存在して、自然現象のように神が生命全ての試練として与えた敵対生命として常に生み出し続けており、基本的には魔物同士の交配で増えてゆくことはない位置付けとなっている。そんな敵対生命から街や現地人を守ることも冒険者の仕事となり、冒険者の手助けになるチカラの開発や都市機能の発展に貢献するのが探求者になる。
悪魔は異世界人としての扱いですが彼らには特別な信仰やそこから授かった強大なチカラを元に他者の生命を脅かす活動をする傾向があります。異世界にはルール無用の無法地帯の世界もあり、悪魔はそこを拠点として独自の文化や技術を異世界から奴隷として盗み、さらなる悪事のための拠点作りを行ってもいる。加えて悪魔の頂点に君臨する王は神に並ぼうと暗躍するチカラの持ち主であり、そのチカラを使い小さいながらも自らのチカラだけで異世界を創造してしまった伝説の悪魔ともなって様々な異世界で畏怖されて語り継がれている。
これらの世界は人間や亜人が協力しながら活動する異世界である。大半の世界がこの様な条件で創造された世界であり異世界ごとに様々なルールが設定されている。その条件に見合った世界を冒険者は選びながら活動してゆくことになります。そのために【プラットフォーム】という完全に安全が確保された世界が冒険者などには与えられており、そこが基本的に彼らの活動拠点となり物資や住居が与えられた上で、様々な都市機能が集約された世界となっている。この場所には異世界人も出入りはできるものの、住むには厳しい条件があり恵まれた環境やきっかけがなければまず住む場所に指定することはできない。しかし交易目的には沢山の異世界人が渡り歩いており、プラットフォームでなら安全な取り引きができるので安心を買って異世界よりも高額になる取り引きが行われようレートの操作や関税などもある。
【知恵の泉】
創造主が最低限の情報を開示してからのスタートとなり、そこから冒険者と探求者が自ら集めた正しい情報をメモリーして蓄積していった更新型の記録保管庫のような施設。主にプラットフォームに多く点在しており、異世界の冒険者が管轄する大規模な街でなら様々な便利機能が開設されているために異世界でもアクセスが可能となっている。さらに情報を極めし者だと直接知恵の泉にアクセスが可能となり最適な情報を集めて習得できるので、さながら初めから博識のように解析披露することが可能となる。基本的には勤勉な研究をする者に発現するので探求者に多く発現する。しかし全てを理解するには到底時間が足りないので、基本的には一点に集約された知識量にはなってしまう。貴重な魔法アイテムの解析に役立つスキルでもあるが知恵の泉に蓄積された情報量が不足していると即時解析ができないこともある。
基本的に不確かな情報は搭載できないが物語や手記なども貯蔵できるのでフィクションや誤情報も中にはあるが、そういったものは検索からは省かれる配慮がある。手記などから真実を見つけたい場合には緩い検索ワードで蔵書を探し出すしかなく、情報量の多さから大変なために専門の神の遣いが調べ物のサポートもしてくれる。ただし一からの手伝いにはなかなかに高い費用が請求される仕組みなために、蓄積された蔵書自体に精通した知識欲がある者を仲間にするか専門的な探求者に依頼したりと、そこでも資本のやり取りや交流が行われる仕組みが作られている。中には冒険者ギルド直属の探求者もいたりと密なる関係性が築かれている。
開示請求がない情報なら冒険者などは次の試練攻略の優位性のために秘匿とすることもでき、情報自体を売り買いすることも可能である。ただし知恵の泉に情報を寄贈すること自体に報酬もあり、さらに活動レポートに記載した情報は提出した者が試練から帰還するか、死に戻りを利用されない程度に一定の期間後に随時知恵の泉に自動更新されてゆく仕組みである。運良く生存して戻れたら情報提供料が支払われるが、死に戻りをしてしまったら集めた情報は全て白紙となるために手記を綴っても死亡したら情報は残らないようになっている。そのためアーカイブ持ちは優遇されるのだが、危険と感じたら最大の報酬を蹴ってでも情報だけは持ち帰る逃げの一手も冒険者には必要な判断材料となる。
冒険者などが死亡したら神自体が情報を回収しており、時にはその情報をもとに新しい世界を創造してくれる。その際には知恵の泉に寄贈できなかった情報に上書きをしてくれることもあるために墓場まで持っていった情報でも開示されてしまうこともある。中には共有財産として情報を秘匿にしたい場合もあるので、ギルドの特典として情報のロック機能も一定期間与えられている。死にものぐるいで集めたい情報に限ってはいかなる状況だろうと神は手助けしないので、世界の真理や最強クラスの敵対生命の特性や貴重なアイテムが眠る秘境の地の情報などは生きて持ち帰る以外に更新されない情報となっている。
【ランク】
武具や魔法アイテム、才能や加護などを冒険者と探究者が分類したもの。神もこれを採用してくれて知恵の泉の検索機能などにも反映されている。希少性や利便性など考慮してカテゴリした方が便利なものをランク分けしており、全てにつけられているわけではない。最下位のCランクでも十分に活躍は見込める。冒険者の特性上探求者よりもチカラを多く得やすい傾向があり、冒険者が集めた情報をもとに探求者が解析カテゴライズすることが基本となる。
C
特別な才能であると認められる強い能力。より専門職である者であるとこの位置からのスタートとなる。また貴重な武具やアイテムなども基本的にはこの位置。
B
より研磨された卓越したチカラにつけられる。才能の頂点や神からの貴重な報酬、さらに貴重な素材から作られた魔剣聖剣などの武具もこのクラスになる。このクラスになると十分な戦力の一員となる。
A
希少性がさらに上がり生まれながらのチカラをさらに限界まで高めたランク。まためったに登場しない神の報酬などもこれであり、武具なら所持者が亡くなり神に返却されると新たな担い手を選ぶ試練が発注されるために、条件次第では発注ラッシュもありえる。能力なども含めてこのランクの所持者がいると冒険者複数人の価値がある。
S
制限がない条件なら無類の強さを誇れるランク。対抗できるチカラがなければまず争うことすら難しい。この位置になると神造兵器など世界全てでも数個しかないような貴重な品がこれとなる。
SS
強さもさることながら世界のルールすら無視できてしまう、神でも干渉できない最高のチカラ。戦略性がある冒険者生活で条件を無視できてしまうのはとても助かる。
【加護などを受け取れる人】
通常の営みの中にいる異世界人と、神から特別に目的やチカラを与えられた冒険者や探求者は異世界で互いに交流しながら活動をしています。その異世界人へも冒険者は協力を求めることができ、実際に彼らと一緒に試練や依頼をすることもできます。しかし異世界人は創造主のチカラを授かることはできず、間接的に冒険者からチカラを授かるにも限度があり、冒険者以上に便利なチカラを使うことができない場合もあります。ただし異世界人はそこで暮らすために適応したチカラを得ていたり、彼らの住む世界にも別の信仰するチカラがあり、そこからの加護を受けれたりとかならずしも弱いとは限らない。ただしそのチカラを別の世界で使おうとすると制約があったりと、世界を渡り歩く上での不都合は出てきます。それを創造主からの加護などで解消できてしまうのが冒険者の強みでもあり、万能なチカラとも言えます。
【冒険者の寿命】
約一ヶ月を何もせずに過ごすと尽きるかなり厳しいノルマとなる。さらに堕落していると早まる傾向があるが長期休暇ができないわけではないため余程遊び呆けていないと警告にもあたらない。仕事をして得た報酬以外に直接神が活動内容を判定して寿命をリセットしてくれて、完全攻略が条件でないかぎりは一定の寿命が戻るのだが上限以上に寿命が延びることはない。
長期任務などに考慮して活動をしている間には減らないようになっているが、成果を得られずに失敗ばかりすると例外はなく死に戻りではない本当の寿命が尽きてしまう。報酬自体で寿命を延ばしても延ばす程に必要となる対価は都度増えてゆくために、基本的には無謀な試練などはせずに計画的な活動が求められる。
冒険者でも研究で引きこもりたければ活動記録や成果が代わりに求められて、女性ならコウノトリ制度を使わずに妊娠をすると多少は配慮されて平穏な活動でも寿命が尽きない程度の活動でよくもなる。ただしあくまで冒険者は試練などを活動することが定めにもなっているために、必ず活動していることを強要されてしまうのが残念でもある。そのためのコウノトリ制度でもあるので、妊活するのなら事前に報酬を沢山得てからの妊娠だと不足の自体にも対応はできる。
難関試練の準備期間や任務中の長期待機期間などにも活動記録が求められる時があり、それらは基本的に神から与えられたデバイス能力により伝達されている。ごまかしは一切効かないために警告を無視すればサヨウナラとなってしまう。ただ息抜き自体は禁じられていないので、任務中に休養してもよく羽目を外さない程度なら任務適応内として寿命に変化は起こらないようにはなっている。活動中と称して遊びまくり警告を無視すると一気に寿命がなくなる仕組みになっているので基本的には勤勉な活動が冒険者には求められている。
【冒険者などの子孫】
特別な生命として生まれた竜種の多くは子孫を残すことができずに絶えず神が創造している生命となる。完全に役割を与えられた演者のような生命である神の遣いも多くは子孫を残すことも死ぬこともない。冒険者や探求者の子孫は条件さえ満たせば残せるが、子孫は彼らとは違いパートナーが誰であろうと異世界人として生まれてしまうので、親とは違う生命の営みの中で育つことになる。そのために死亡すれば当然に一度きりの生命となり、冒険者のように神からの特別なチカラは授かってはいない。ただ両親自体のベースとなる種族のチカラは受け継ぐので、両親の血の希少さや能力自体の強さ、受け継いだ血の濃さによっては生まれながらに強大なチカラを秘めた異世界人として生まれ育つこともある。
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