★★★ Excellent!!! ピアノが生み出す美しい愛 綺瀬圭 一言でいうと本当に面白かったです。「BL小説」として楽しめるのはもちろん、恋愛や青春物としても充実していました。 この作品で特に注目していただきたいのは主人公の心境の変化です。 愛だの恋だのくだらない!僕にはピアノさえあればいいんだ!という考えを持ったある意味極端な性格の主人公ですが、ある出会いをきっかけに変わっていくのです。その移り変わりが徐々に丁寧にきちんと描かれているため、読者も自然とのめり込むことができます。 とにかく主人公が愛おしくて、かわいらしくて仕方なくなります。 中盤から後半にかけては、読む手が止まらなかったです。一気読みしたくなるほどの展開です。 ぜひ読んでみてください! レビューいいね! 2 2022年3月15日 18:57
★★★ Excellent!!! 気付いたら、泣いていました ハルイチ 凄い、としか語彙力不足の自分には言いようがないです。 本当に、最初から最後まで面白くて。 今はその、余韻に浸っています。 本日、スピンオフを公開して頂いたとのこと...! 直行で、読みに行きますっ!! レビューいいね! 1 2021年12月9日 22:03
★★★ Excellent!!! いつか醒める夢ではなく確固たる信念としての夢 刻露清秀 キラキラと美しいモチーフとは裏腹に、現実をしっかりと描いた作品です。愛って簡単なものではないですからね。 しかしながらこの小説が小説として優れているところは、現実は厳しいぞ、で終わらないところ。救い、というか、現実にたしかにある美しい部分もきちんと見せてくれます。 夢という言葉には、夜見る夢、将来の夢、色々な意味がありますが、この小説は確固たる信念としての夢、そしてその夢を超えていく物語だと思いました。 レビューいいね! 1 2021年12月8日 23:25
★★★ Excellent!!! 「律、君は誰かを本気で愛したことある?」 げこげこ天秤 『リーベストロイメ』。自分にとって、この作品は、まさに津々見奏佑との出会いそのものでした。 BL作品にはロクに触れたことはなく、おっかなびっくり読み始めた作品。しかし、重厚なストーリーと洗練された文章、そして心理描写の丁寧な描き方に圧倒されました。そして、展開の作り方には、何度もうならされました。テーマ性、文章、構成……とにかく自分の中ではバイブルになりました。 BL好きだけでなく、恋愛、青春、音楽をテーマした作品を求めている人ならば、必読図書です。読み終わった後には、フランツ・リスト「愛の夢」が聞こえてくるハズです! レビューいいね! 2 2021年11月23日 13:57
★★★ Excellent!!! ただただ愛でる。 一宮けい 今作でわたしはいわゆるBL小説を初めて読みました。 ですが、これはどちらかというと、性的少数派(LGBT)の小説であり、また普遍的な愛、というお話でした。だから恋愛小説を読みたいすべての方、必見です。 本作の見所は音楽。わたしは最近までギターのメジャーとマイナーが長調と短調であることも知らなかったような人間でしたが、本作の音楽の描写が細やかで、メロディの粒が聞こえるようでした。 そして、主人公律がかわいいでいかんです。これは本当に見て確かめていただきたい! レビューいいね! 2 2021年11月7日 23:09
★★★ Excellent!!! 素敵なお話でした。 Demin 色々と成長してゆく2人に感動しました。 ありがとうございます! 曲を知らなくても入り込む文章に、圧巻されます。 関係が知られたあたり世間の反応と、親の反応には、リアルさがあり、切なくなる気持ちになりました。 2人の愛が実ったことに、正直な気持ちで喜びを感じることのできる、素敵なお話です。 レビューいいね! 3 2021年11月4日 21:21
★★★ Excellent!!! 愛の夢、その先へ―― 藤乃 早雪 リストの「愛の夢」。冒頭のロマンチックなメロディは、ある瞬間、キラキラと粉になって散らばっていく。そして訪れる泣き叫ぶような愛の激情の後、メロディはまた静かに甘く優しい旋律を取り戻す。 物語全体が「愛の夢」だと思いました。尊くて切ない愛が、二人の関係を通して美しく、力強く綴られています。一つの物語として、文学として、とても素晴らしい作品だと思いました。 特に、冒頭部分が素敵です。読み始めた時、読み返した時は、込み上げてくる気持ちを言葉にすることができず、ただただ感嘆の声を上げました。 本当に素敵な作品ですので、クラシックや言語を嗜まれる方は是非お読みください。そうでない方にも、二人がたどり着く「愛の夢」の先を見届けてあげてほしいです。 レビューいいね! 3 2021年10月24日 22:41
★★★ Excellent!!! 恋愛を体験した、全ての人達へ。(涙) Y.T ここ最近、涙腺が弱くなっている気がする。 自分の心がぐちゃぐちゃになってる時に読んだので、悲しいシーンでもないのに、右目から涙が、一雫溢れた。 プライドによって、相手を拒絶する無関心。 拒絶されても受け入れられない心。 恋に気付いた事によって、相手を拒絶する思いやり。 自暴自棄になり、全てを敵に回したい、破壊衝動。 全てに共感します。 共感した全てを書ききれません。 男性と女性。 両方の心を知る作者さんだからこそ書ける、心を揺さぶるストーリー。 心を動かす。即ち『感動』。 ありきたりな言葉だが、敢えて言おう。 感動した‼︎ レビューいいね! 2 2021年10月20日 08:27