いつか醒める夢ではなく確固たる信念としての夢

キラキラと美しいモチーフとは裏腹に、現実をしっかりと描いた作品です。愛って簡単なものではないですからね。

しかしながらこの小説が小説として優れているところは、現実は厳しいぞ、で終わらないところ。救い、というか、現実にたしかにある美しい部分もきちんと見せてくれます。

夢という言葉には、夜見る夢、将来の夢、色々な意味がありますが、この小説は確固たる信念としての夢、そしてその夢を超えていく物語だと思いました。

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