「探偵小説」を含む小説

落石楽弥は探偵である。 彼が犯人を当てる方法、それは勘だ。馬鹿なと思うなかれ、彼は運に関しては誰にも負けない。推理自体はハチャメチャであるが、彼が指摘した者は必ず犯人である。 …

表向きは探偵業を営んでいる上島勇朔だが、その本業は霊媒師だ。中学に入るまでの記憶が一切ない勇朔は、桜の木の下で死体が発見されたという事件が自分の過去に関係するのではないかと、調査…

金星が突如爆発したヴィーナスインパクトから10年。 地球には金星の内部にあった鉱石が大量に飛来した。 ほとんどが海に落ちたその鉱石には、動物の体組織を変化させ、異能力を発現させる…

昭和2Ｘ年――。 絵描きくずれの探偵・相馬蒼偉と腐れ縁の刑事・兵頭二郎とがおりなすモダンミステリー。密室のなかで他界した老仏師の死因とは。

「ちょっとうちに遊びに来んか？」 大学時代の友人Ｈから誘いを受けた〝私〟は、母校のある山陰へと向かった。 そこで聞かされることになる三編の奇妙な話たち。 その三編の話には、〝私〟…

とある街の雑居ビルにある小さな探偵社……。データや秘密の消却を専門(？)に扱うその探偵社では日夜ドタバタと破天荒に捜査が行われているのであった！ 見た目チビッ子探偵と慇懃無礼な助…

推理パートでひたすらスパイダーマンについて語っている探偵です。

僕（君）：著述業、凡人。 友人：探偵、奇人。 本とインターネットを安楽椅子に、「友人」こと名探偵が活躍する新感覚ミステリー。

無人島の館に招待され１２人が集まった。そこで、第１の殺人、第２の殺人、第３の殺人と次々に誰かが殺されていく。犯人は誰だ？最後には衝撃の事実が明かされる。

凪坂結未は、先月の道外伊月の事件のトラウマを未だに引きずっていた。が、それに畳みかけるように、今日も奇妙な事件が。 日々人の魂を吸って生きる大木、地面に埋められた大量の猫の死体、…

ベイカー y221 フューナス・ハドスン夫人邸の二階に住む青年は焦っていた。 　彼自身、まだ引っ越してきたばかりだというのに、新しく同居人が増えことになったからだ。 　そうして呼…

ヒガン探偵エル。燃える赤毛は帽子の下に、緋色の瞳はサングラスの奥に、四輪サイドカー『バスカビークル』に乗り、今日もベーカリー街を行く。

ぼくは彼の犯罪現場を覗いている 彼にはぼくの日常が覗かれている 毎週火曜日金曜日くらい更新 12万字

鬼女 鬼女とは、強い思いに当てられた女性の変ずる鬼である。 しばしば人前に現れ、害を為す。 本来、鬼という文字は幽霊のことを指し、死したるものが無念に変じ、人を脅かすを言う。 …

　昭和二十年八月十五日。アメリカでは第二次南北戦争、ヨーロッパではヒトラーの引退、そして、帝都東京はいくつもの巨大な煙突のような塔が乱立する煤けた都市となっていた。 　そんな帝都…

作者からの一方的な語りかけではなく、読者である貴方と一緒に小説をつくっていきます。 双方向で、織りなすハーモニーはどういう展開になるかは予測不能です。 貴方のご参加をお待ちしてい…

永劫都市の第三層に事務所を構える玖島聖彦。 彼は今日も探偵業（自称）に精を出す。 全ては、今より良い暮らしを手に入れる為。 目指すは上層。しかし、その行く手には数多の困難が待ち受…

昭和中期、避暑地として知られる白鷺高原にある洋館、人呼んで【野薔薇荘】。かつて酸鼻を極めた惨劇が起こったこの場所で再び事件が起きようとしている……

ユーレイ寺と呼ばれる寺にひとり住む環の許に、ほとりという美女が現れた。 「こんにちは。貴方の嫁です」 「……一人が暮らすのがやっとなのに、嫁をもらった覚えはないが」 「私は…

　これぞ『後期クイーン問題』に対する解答の一つ!? 　常に『唯一絶対の真相と真犯人』を突き止め得る『名探偵』なんて、もはや時代遅れの産物に過ぎない決定論の申し子『ラプラスの悪魔』…