鬼女の泪

作者 海野しぃる

95

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★★★ Excellent!!!

レビューに書いてある通り、この物語は幽霊と肉体のある存在(人間)が深く関わっていると思います。
最初、どっちかの仕業かと思いましたが、徐々にそんな簡単な事ではないと発覚して、どこか不気味さを覚えてくる。これ以上はネタバレなので多くは言えませんが、これはミステリーでもありホラーとも言えるかもしれません。

最後に一つ。助手が可愛すぎて辛い(台無し)

★★★ Excellent!!!

 カテゴリ的にはライトミステリに近いと思います。
 キャラクターがとても個性的で惹かれました。男装趣味の女性、いいですね。どことなく気取った雰囲気がダーティーでカッコいいです。私はこういう強い気質の女性に弱い……。
 かと思えば、彼女の助手もはっちゃけていて可愛いです。一見あざとくも見えるけど計算付く、といった雰囲気が堪りませんね。私はこういう如何にも女子っぽい女性にも弱い……(基本女子という存在に弱いのはさておき)

 で、勿論それだけはありません。ストーリーも1万文字弱とは思えないほど重圧で、さらっと読めるわりにズシンと来るものがありました。

 シニカルな笑みを浮かべ結末を見守る夕野。
 拝み屋業界とは、そのくらいの強さがなければ生きられない世界なのかもしれません。
 それは今、私たちの生きている現実にも言えることで、結局のところ、幽霊よりも怖いのは――なんて、そんなメッセージ性を感じました。

 夏の夜のお供としてオススメしたい、ホラーミステリーだと思いました。

★★★ Excellent!!!

ある霊現象事件を、クールでドライないい根性した主人公と、愚か可愛い助手ちゃんが解決する読み切り短編。
 依頼人の「駄目だこいつ……」なクズさを堪能しつつ、「いったいどういうことなの!?」と事件の真相に興味を惹かれるミステリー的な味わいもあり、なかなか贅沢な読み口。
京極堂オマージュもあるので、そちらの向きが分かる方はぴんと来る場面も? キャラが立っていてホラーの楽しさとミステリーのワクワクを両立させた一編で完成度も高い! おすすめです。

★★ Very Good!!

はい、クトゥルフ神話を自在に操る海野しぃる先生の最新作です。
このお話には(多分)クトゥルフ神話は一切絡んでいません。
しがない古本屋の店主が見様見真似で拝み屋をしている。霊感のある男の娘助手ちゃんのおかげで上手いこといっているというお話です!
ほら、あなたの後ろにも、あなたのことが忘れられない誰かが居るかもしれませんよ…