「布」を含む小説

今は昔、国々に〝霊女（ヒメ）〟と呼ばれる女呪術者が必ず居た呪術全盛期の頃、根の国に霊布（ヒレ）という呪具を使う禁厭師〝スセリ〟と言う若きヒメが居りました。 呪術期はまだ国が一つに…

※とんでもないミスに気付いたため応募を取り消しました。 ２０２０年夏、日本は２００５年ごろから始まった第三次ベビーブームにより人口減少も少子化も起きなかった。 すべては１９８７…

四年に一度訪れる誕生日。 私はロレーヌ岩塩と縫い針を手に、あるものの制作を試みた。

　座敷は広い。二十畳ほどあろうか。そのあちらこちらに、布にくるまって眠る人影がある。大きい者や小さい者。体を横に向けあるいは背中を丸め、誰も顔を見せない。男か女かも分からない。幾…

薬師の祖母を亡くし１人で村外れに住む少女メメンはハーブを育て、猟師のおじさんに助けてもらいながら生活していた そんな彼女の籠の中には不思議な友達モリ太郎がいるらしい、猟師に…

帰省した友人が体験した不気味な因習とは・・・？

公開している2つの楽曲、「聖の子」と「黒布の男」の解説が欲しいとの声を頂いたので 拙い文章ですが小説にしてみました 是非楽曲と共にお楽しみください(´ω` )

　大国リングラウズにほど近い、魔力の森に棲む魔女ティア。 　ティアは森の魔力に人間が侵されないよう、自らの魔力を縫い込めた布を人間たちに渡し、対価として食料などを得て生活していた…

ある過去を抱えるため、「恋ができない」高崎陽平。そんな彼の前に一人の少女、及川遥香が現れる。彼女とは初対面のはずだが、どこか記憶が残っているような気持ちになる。陽平の親友、戸塚恵…

生まれて間もないワンちゃんが異世界へ転生するワンワン！ 与えられた【廃品回収者】のスキルで、人が捨てる壊れた桶、ボロ布、穴の開いた鍋、腐った野菜、時々人（？）。色んなものを回収し…

ソフィア・アボットは侯爵家の令嬢でありながら、新米の騎士だった。そんな彼女の目下の悩みは、トラブルの中心にいる同期の騎士ユーノのお目付け役を押し付けられていること。いつも事を大き…

「……この子たち、茹でてしまうのね」 「辛い？」 「そうね――いいえ。手をかけて育んだ命を摘み取って紡ぐのですもの。きっと織り上げた布が心から愛しく感じられるようになりますわ」 …

私の形を決める布は解けた。 現れたのは不恰好な私だった。

　ネットを通じて結成されたミステリ研究会「シャドウマン」の結成祝賀オフ会が、今は無人島となっている孤島「愛鞍布島」にて行われる。 　島内には廃校になった平屋の小学校舎を元にリノベ…

インターンシップ。それは、特定の職業に対する経験を得る為に、特定の期間その職場で働くこと。略してIS。単に、職場体験とも呼ばれる。 穂波農業高等学校である晴間 息吹、依田 菜津希…

舞台は「モルヤン」 少しだけ地球の感覚に近い、全く別の経済圏の物語。 「アーレイン=グロリネス」の置き土産に右往左往する、 親友の「丹布 士紅」 士紅が在籍する、蒼海学院・中等…

幼い少年はドレスに恋をした―― 星の光を紡いで織り上げた布には神秘が宿る。星の布エトワールによって作られたバトルドレスを纏う女性たちの名は戦姫（ドレッサー）。 これは、ドレスに恋…

五色の布がたなびく山あいの小さな村の嘘と秘密の話。 「錦を飾る」という言葉の語源です。 嘘です。

主人公の新垣 寅（あらがき とら）は、何も変哲もないただの男子高校生。 今年の春で高校３年生になった。 勉学もスポーツも、クラス全体では中の中で、特に飛び抜けた能力はなかった。…

男装の出前少女の雷凛風はある日第二皇子の肖子偉の所に出前を頼まれる。彼にはよからぬ噂しかないのだが、実際に会った彼はどう見ても布だるまだった。いや恥ずかしがりの青年だった。噂と実…