「殺したい」を含む小説

退廃した世界で、少年は生きるためにヒトを殺した。 閉ざされた世界で、少女は望まれるまま災いの箱に成り果てた。 暗い地の底で出会った二人は、"おわり"を積み重ねるための旅に出る。

軌道エレベーター、大規模ジオフロント、世界共通端末。 ありとあらゆる未来技術を手に入れた人類が、起こしたのは単純な戦争だった。 一時の平和も戦争準備、安息の下では工作と汚れ仕事が…

「貴方を殺しに来ました」 「は？」 　ある朝、俺、雨宮慧は突然目の前に舞い降りてきた天使セラフィリに殺害予告をされた。奴はすぐに矢をつがえそれを俺に向ける。ああ、俺は死ぬのか……

「人を殺しても捕まらない方法」は、推理小説の世界では、壮大なトリックが必要でしょうが、現実はドラマほど厳しくはありません。とても間抜けで、とても甘いのが現実です。年間８万人もの人…

19XX年。製薬会社ゾンビドラッグが開発したウイルスによって世界は壊滅に瀕した。 主要インフラは都市を除いて維持を放棄されてそれによって人口の大半は都市へと拠点を移した。

自分の血しか飲めない吸血鬼の話。 ---------- タイトルは錯視。灰色は緑色と隣り合うと赤みがかって見える。 第五回こむら川朗読小説大賞参加作品です。遅刻ぎみギリギリ…

兄の頭に手を突っ込んで、死んだ金魚を掬い出した。 夏、田舎の実家で俺は兄を殺した。浴槽で首を切り落として血を流している最中、近くに置いていた金魚鉢が兄の頭にくっついて身を起こし…

貧民街と呼ばれる場所があった。 そこは死が存在せず、死よりも厳しい末路が待っている場所でもある。 全てを失った人々はそこへ落とされ、定期的に開催される催事にて糸を辿る。 そ…

最近のオレはまったくツイてない。 大学の講義もバイトも下宿生活も何もかもイヤになった。 酩酊散歩で憂さ晴らしでもするか。

ありとあらゆる殺しの依頼を密室殺人で遂行してきた伝説の殺し屋、若干17歳の少年メタル。 組織にとっての敵を皆殺しにした彼は、これ以上の殺しが嫌になり全てを捨てて旅に出る。 辿…

私、ルウシェ・レイミエールは霊が見える。 誰もいない所に向かって話しかけたり微笑みかけたりする姿は、側から見れば奇行でしかない。いつしか私は『奇人令嬢』と呼ばれるようになった。 …

女子高生、灯織の元に、彼女のバドミントン部の先輩、日岡の幽霊が現れる。日岡はかつて灯織が恋をして、灯織が「殺してしまった」人だ。日岡は「成仏したい」と言う。女子高生と幽霊の、罪滅…

あらすじ （電撃大賞用） 　主人公、僧侶のサーキスは生き別れとなった師匠探しにヨーロッパを旅していた。しかし足の裏の腫瘍に苦しめられ、旅を一時中断。回復呪文でも治らない足を引きず…

ジミオ、少年の名前。マキノ、少女の名前。 路地裏で人が死んでる。マキノが殺したみたい。 二人で旅に出る。あてはないみたい。 血が舞う。そんな海が凪いでいる。 当てナキふたり、そん…

　ニューオリンズで活動する一人の殺し屋が、送った激動の一夜。

寝ぼけて書いた狂気的な即興短編です。 加筆予定です。

　勇者が殺害された。 　それによって集められた【天使】、【ドワーフ】、【エルフ】、【悪魔】――。 「上空から勇者を殺害することはできないんですけど……」 「儂らの領地だが、だか…

　赤石鐡之助──RED──は殺し屋である。依頼成功率6割6分。 　彼は何のために依頼をこなすのか。 ＊続きません。 　反応次第だと分かりませんが。続き書ける人、考えれる人いたら…

超人がいる世界。 そんな中で、異端のヒーローがいた。 無面（ノン・フェイス）。 そう呼ばれる男は、悪党どもに容赦のない鉄槌を下す。その非道なまでのやり方は多くの者を敵に回す。 あ…

　神々は娯楽に飢えていた。 ある時、そんな神々は疑問に思う——万物の世界に存在する最強同士を戦わせたらどうなるのか？　そもそも最強とは一人で良いのではないか、と。 　そうして億を…