「分からないけど」を含む小説

私は今日、顔も知らぬひとのもとに嫁ぐ――。 雨月智世（うづき ともよ）、20歳。婚約者の玄永宵江（はるなが しょうえ）に多忙を理由に結納をすっぽかされ、一度も会えぬまま今日に至っ…

　秋の涼しさが冬の寒々しさに変わろうとしている中、友達のいない私は一人、近所の公園に来ていた。学校からは歩いて通える距離なので、どこかのお店に寄り道するには遠回りしなければならな…

妖魔が横行していた戦国時代、大名たちは挙って、妖魔と契約を交わし、終わりの見えない争いが続いていた。時の大名、今川義元は、妖魔の大軍を率いて、京へ向けて出陣した。道すがら、その土…

ダンジョン探索が楽だって誰が言った！ 我儘なパトロン。とんでもない依頼をする依頼者。人の受けた依頼をかっさろうとする同業者。 こっちの苦労も知らずとんでもない連中ばかりだ。 威張…

実はこの作品にはあまり時間がかかっていません。 なぜかというと、旦那がマメに日記をつけていたので、実際はその内容をコピーするだけでよかったらしいです。 紹介文だけ書いていいよ、と…

何者かが開催する「ゲーム」に強制的に参加させられた立花 響介。そのゲームとは参加者同士で殺し合い生き残った物が優勝と言う簡単なルール。その中での勝者は人殺し。敗者は死人。 参加者…

　とある山中の盆地に存在する集落にはその外れにある洞窟に住まう『暗闇様』へ定期的に生け贄を捧げる風習があり、元は別の場所に住んでいたが生まれ持った霊力による不幸を心配した両親が騙…

KAC2022最後の締めくくり「日記」。 交換日記って昔やりませんでしたか？ 今時の子ども達は、ラインやゲームでコミュニケーションを取ってしまうから、そんなことしないんでしょ…

何の皮肉か、間違いか、或いは神の悪戯か。 彼には大抵のことは高水準で出来てしまうワケの分からない才能があった。 見れば真似できてしまう。聞けば理解できてしまう天才的なその才能…

夏休み明け、少年たちは宿題をやったか、日記を毎日書いたか話します。 しかし、中のひとりだけは「できてないけど、できてる」とわけの分からないことをいいます。 なんだ、と聞くみんなに…

　真夜中の真っ暗な闇の中、僕はふと目が覚めた。 　辺りを見回しても何一つ灯りが無く、本当に何も見えないし、手を伸ばして電気を付けようにもなにがどこにあるのか分からない。 　そん…

夜にしてしまうマジックアイテムを手にした勇者一行。 しかし、うっかり作動させてしまい、しかも解除方法も分からず……！？

最新VRゲームにハマる裕太《ゆうた》 裕太は始まりからずっとこのゲームのランク一位を維持していたのだが、ある日その一位が塗り替えられる。 焦ったのか、怒ったのか、分からないまま、…

ある日、浪人生の不知火フレンは、ヘルニアおじさんと呼ばれる老人により異世界に召喚される。戻り方が分からず、取り敢えずこの世界に留まることになったフレンは、カタコトで話す金髪のチー…

たまたま嵐で帝国の支配から一時的に外れた地域、アヌール。 自身の国を取り戻そうと農奴達は立ち上がったが帝国が再び大軍と共に来るのは分かっていた。 2000年を越す技術格差という絶…

薬の過剰摂取で亡くなった被害者。 その原因は致死量を超える6錠の睡眠薬。 ただしそれを飲ませたのは別々の6人で、投与のタイミングが重なったのは全くの偶然だった。 被害者が亡くなっ…

　2022/01/14　【第一部完結】 　2022/03/27　【第二部完結】 「エケチェ～ン、パパラケロ～」 　なんだてめぇごらぁ！　ぶっ殺すぞ！ 　怒鳴ると同時に拳を突き…

初めて書いた物です。なので短編にさせていただきました。それでも短いしよく分からないかもしれませんが、そこはご了承ください。

自分の黒歴史小説に転移してしまった主人公が、何故自分がここに来たのか、どうしたら帰れるのか、物語の冒頭とオチだけ書かれたノート一冊手に悪戦苦闘するお話。 ※小説家になろう、pix…