「KAC SF」を含む小説

　電子書籍の普及により紙の本がほとんどなくなった時代、その書店はひっそりと営業していた。 　そこへ一人の青年がやって来るが……。 　KAC2023応募作品です。1回目お題「本屋…

滅亡した文明の跡に一番乗りした者が一人称で語る短い物語。 七編がそれぞれ独立した連作SF短編シリーズ『ジ・エンド・オブ・シヴィライゼーション』の第一作。 話自体はコンパクトなので…

大通沿いにあるこの古書店にはいつもコーヒーの香りが漂っている。 口数は多くないものの、人当たり自体は悪くない店主が煎れるコーヒーを飲みながら、今日も相談に来る人がいる。 そんな風…

KAC用短編お題「本屋」 知っている本屋が潰れてしまった。 昔は点在していた小さな古本屋はどこに行った？ 私も電子書籍に移行したけど、本屋を巡る楽しみは特別なものでした。 け…

思考実験って誰得なんです？とでもいっておけば、表現の自由を許されるとでも思っているのか？ はい、そうです。 エッセイでも詩でも妄想日記でもない、思考の実験場。 KAC３周年記念…

　サラリーマンの「俺」。 　普通に生活して普通に生きる。つまりは平凡なサラリーマン。 　そんな「俺」の中にある世界の話。

お爺さんが亡くなった。遺品の中から、お爺さんの日記帳をみつけた。日記帳には”人類移住計画”が書かれていた。突然、地球上に現れた人類はどこから来たのか？新たな説が生まれる。

　脚色されたライフログを消費することが社会では一般的になっていた。私はライフログデザイナーとして動画を編集していたが、ある時女性の自殺の動画が送られてくる。憎しみと怒りを脚色して…

ぼく、丸いです。人呼んでボール。概念寄生体です。宇宙から来ました。

昔は最先端の医療都市、今じゃ最先端技術を欲望に注ぎ込む犯罪都市、来るのは犯罪者か変態かその両方か。 ここの名物は培養肉を詰め込んだ食用クローンをお披露目する“謝肉祭”だ。 “謝…

生まれ消えゆく世界より

時空も宇宙も越えて旅をしている剣士・コギトは、色々あって、どこかの宇宙にある地球の日本のどこかの都市部で、踏鞴場流介（たたらば・りゅうすけ）という少年の家に居候していた。 ある日…

【KAC2022「日記」】 ハルカはいつでも日記を書く。ひと月後に隕石が衝突することが決まっていても。 書くことへの意味と祈りをこめて。

カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022の11回目お題「日記」に投稿した短編です。 それぞれの短編を書いた際の記録と作品へのリンクになります。

KAC202211テーマ「日記」参加作品 それはどこにでもあるはずの光景。 少女がパジャマ姿でかくれんぼ。 ナースが少女を探す。クマのぬいぐるみだけが少女の居場所のヒントにな…

　あなたは探索者です。ある日、事件があったと噂の廃病院にやってきました。 　屋内を捜索していると、とある日記を見つけます。 　事件について、書かれているかもしれません。読む場合、…

マイクロブラックホール彗星が地球に接近。その距離は月までの距離の4倍。人類の危機ではない、人類史上類を見ない天体ショーを見上げた逸郎たちは……。 ある意味ベタベタのラブストーリ…

はこふね不動産が管理する完全循環型集合住宅ノア。 エネルギーや食料の供給がすべて行われ、消費とは無縁の生活を送ることができる。 また、すべての廃棄物は再生産され、循環する。 …

人工ウィルスにより、人類の数が半分にまで減ってしまった。 私は人工ウィルスが拡散されたという研究所へ向かった。

桜が満開の季節、女子高生｜宙《そら》は夜の公園に立ち寄る。 彼女は夜桜の下でキラキラとした宝石のようなものを拾う。 何とそれは宇宙人の活動報告を記した記録媒体であった。 しかも宇…