「咲いたので。」を含む小説

異常気象によって花の季節がずれてしまった世界。 散歩を趣味にしている智夏は4月のある日、外に出た。 すると、雪が舞う中でとある花が咲いているを見つける。 ちょっと不思議なファン…

色鮮やかなドレス、キラキラと星屑を散りばめた装飾品。花が咲いたようなお化粧をしたお姫様達。その中で私は、使い古してくたびれた給仕服で、何をつけたかわからない汚れを気にしながら、そ…

今年から5年生になった主人公は新しいクラスで初めて隣になった女の子「下條さくら」と仲良くなる。 そして4月のある日、躑躅の蜜の吸い方を教えてもらうことになる主人公。だけどまだ躑…

「リンドウが咲いている」から、はじまる文字通り掌編6編です。または6片です。リンドウはいたるところに咲いています。ほら、いまあなたの足下とかね。 ※所々、筆者の主義主張がでて…

　母は物心つく前に亡くなり、以来ずっと、父と2人で静かに生活して来た上柳｜愛音《あいね》。 　父に嫌われたり、父が突然、意地悪な継母を連れて来ないように、愛音は手のかからない良い…

ティアラ＝リングはごくごく普通の女の子――頭に、奇妙な花が咲いている以外は。 ある日王宮で出逢ったのは、人間には無関心な緑しか愛せない植物系王子様！？ 無愛想で冷淡な王子を全力で…

ＳＮＳを通して出会った男性は、身体の関係のみと割り切った関係をほしがるアキと名乗る人物だった。愛はまやかしだと言い張るアキとは対照的に、真実の愛を求める染谷大地(そめやだいち)。…

創作です、登場する人物、団体は実在するものとは一切関係ありません アルコール依存症の男性主人公がアルコールによる幻覚や幻聴及び実在するものと混同する様 恐怖体験を描いています、う…

サニーは街に続く小径の野辺に咲いていたミモザの花たちを少しだけ摘み取って、花束のようにまとめてミリアに渡した。

卒業式の日、最後の放課後。少年はある女子生徒を呼び止める。 あの子は赤い口紅が似合う、と確信したから。

某お題小説サイトで投稿した作品をこちらにも。 ランダム生成されたお題をもとに、制限時間内で執筆&投稿。

あだ‐ばなびょう【▽徒花病】 ストレスや精神的ショックをきっかけに、人間が生まれつき身体のどこかに持っている種子から花を咲かせる奇病。 持ち主のストレスや寿命を吸って身体にまと…

　去年の7月7日。杉尾崎高校1年の保科心咲は、2年の御子柴梗という同じ部活の先輩に恋をした。いずれそれは狂気的な愛となる。2年になった保科は、1学期終了間近もいつものように彼を尾…

世界と人の心が凍り付いた世界で唯一、幸福に暮らす少女たちの国がありました。 その国の名前はハニカムランド。 たったひとりの女王と、少女たちだけが住まう大陸最後の楽園。 そこ…

穏やかな浜辺から送る穏やかな日々

時代は昭和 故郷を離れ雪道を歩きながら 先行きに思い馳せる 耳が痛くなる静寂のなか 真っ赤な椿の花が咲いていた ◆昭和が時代背景だけど既に無理ぽ 奉公先にやって…