「あやかしあ」を含む小説

正二は幼少期、真夜中の森で黒い「何か」と遭遇する。そいつは「カラダ……クレ」と何度も呟いた。 幼き頃の正二は、その純粋さゆえに体のある一部を差し出してしまう。 そして、そいつは「…

警視庁内部にすらその存在を知る者は数少ない、世に秘匿されたチーム、その名も特殊事案調査課。 寝食不要の万代課長率いるは、剛腕無敵の塩津刑事、妖艶なるドクター久良岐央子、そして霊媒…

妖精やあやかし、魔物。 動物とは違った、人間ではない者と人間が一緒に暮らす世界の物語

水の事故がキッカケで鬼に狙われるハメになった主人公。下手をすれば、あの世に引きずりこまれてしまう！　だが、いつも危機一髪のところで助けてくれる女性がいた。その人こそ「僕の橋姫」。…

自主企画『おとぎ話をアレンジしてみよう』の書下ろし。 ３分で読める全力の悪ふざけを生暖かい目でご覧ください。

ある秘密を抱えた保険調査員の佐伯貴志。多発する自殺の状況確認に訪れた駅で彼が出会ったのは不思議な双子の姉弟だった。そして今また未曾有の恐怖が彼らを襲う。シリーズ最後にして最高のエ…

《総分量12万字程度》　毎日更新中（1/1～1/3の間更新しません） 剣才のある無垢で自惚れ屋な若侍の雲雀は、初恋の姫君と結婚したいと望んでいた。中ノ國の大妖怪、夜叉を退治する…

124年ぶりの2月2日の節分。その間隙に入り込んだ怪異……

Ｈ

人の領分を外れたおかしな事件にだけ首を突っ込むやつがいる―― そんな噂話を聞きつけた家事手伝いの『橘カヨ』が足を踏み入れたのは、町外れの幽霊屋敷。 現れた年齢不詳の謎の男『竜胆』…

エルジオンを訪れたアルドはひょんなことから、見知らぬ少女と心霊スポットを巡る旅に出ることとなった。なんとその少女は幽霊が見えると言う！行く先々で少女に振り回されるアルド、そして怪…

麗奈は妖怪「迦陵頻伽（かりょうびんが）」に呼び出され「一週間後に死ぬ」と宣告される

◎あらすじ 　ヒトとモノノケが共存する町、梨浜。その小さな町で、400年ぶりに行われる祭り、継大祭。祭りの中でたくさんの出会いと別れを繰り返す、5人の人物の物語。7日間の祭りの中…

突如として不穏な闇に覆われた地獄の世界と三途の川。 夜の闇に溶けるように、地獄の閻魔王庁で使役される死神達が次々に行方不明となる。 姿を消した死神達はどこへ行ったのか？ 死神を…

　霊異。 　そう呼ばれるモノを、私は見てきた。　 　人ならざるモノ。闇に巣くうモノ。 　それは生物と呼ぶには余りに死に体で、非生物と呼ぶには余りに生き生きとしていた。 　私…

　夏から秋にかけての新月の晩、お山に明かりが三つ灯ったら、それが狐火の市の立つ合図です。 　作法は三つ。狐の面をかぶって素顔を晒さないこと。提灯を持って歩いてゆくこと。何があっ…