「人 純文学」を含む小説

小説投稿サイトに、１年半ほど前にやって来た上松煌。 その早すぎる死に感慨を抱く「自分」。 遺作を紐解きながら、彼の心象をたどり、人としての静かな追悼の情に行きつく話。

そこで光っていてくれないか

煙草と、あの人と、紺青のライター。 曇天に溶ける煙草の煙が、涙の雨を降らせるまでの、少しのお話。

祖父の形見の腕時計　孫は時計をどうしよう

喫茶『花田屋』で親の手伝いとして働く花田由美は様々な人との出会いを経て自分の人生を見つめなおす。 「喫茶『花田屋』へようこそ！」「ヒガンバナは貴女の手に咲く」「海賊たちの声」の三…

手先の器用な子供はそのうち罠をつくり始める。それでどうなるかわからない。

彼は急いで棚を買えと言う。彼女は急いではいけないと言う。

沙希は直人に別れを告げた。直人は、よく笑い、よく話す人。そしてとても優しい。 だけど、彼にはいつも他の人の影がある。 ＊エブリスタ様で公開した作品を加筆・修正しております

おばちゃんはたいせつな部分がほんとうにきれいな、田舎のひとです。

おんなのこは何でできている？ お砂糖とスパイス、それからすてきなものばかり！ わたしはいつも、孤高の「女史」の横顔ばかりを見つめていました。 そのひとが、一体何を思ってそこにい…

とにかく蛇がこわい。こわいけれど、蛇というものが何なのかわからない。で、蛇釣りについていった。

中勘助『飛鳥』の感想文なのか何なのか自分で判然しませんが、批評ではないはずです。

長編で書いている「上海ハニー」からの一部抜粋です

チャラ男の又八（自分ならどんな女も口説き落とせると思っている）が絶世の美女が住んでいると言われる洞窟に向かう。しかしそこにはこの世のものとは思えないほど醜い老婆がいた。何かを伝え…

4月、かつて別れた彼女から一通のハガキが届く。それは疑いようもないほど清々しい結婚報告で.....。 大好きな歌を元に書いてみた短編です。

音楽室で、友だちが腕を切っていた。 殺したい。息苦しい現実の中でフルートを吹きながら、二人は共に願った。 現に秘せられた、幻覚のような傷と音色の青春。中学三年生の夏。 ＊一般的に…

天才が妹で。 天才の隣人が、姉だった。

Twitterフォロワーさん1100人記念の短編です。 マッチ売りの少女モチーフ。

文明の崩壊後、終末の世界。 「僕」は少女と終末の放課後を過ごす。 切なく、甘美な終末ラブストーリー。 カクヨム甲子園参加作品です。 小説家になろう様、アルファポリス様の方で…

みどりさんは旅する令嬢。 ぼくらの世界も見てみたいって言うものだから、色んな場所へ連れて行ってあげる事にした。 しかし彼女の姿を誰かに見られてはいけない。 だからぼくの胸ポケ…