「あやかしあ」を含む小説

鳥囲岬（とりいみさき）は内定がどれもこれも決まらず、意気消沈して家の近所を彷徨いていた。 黒いカナリアに導かれて見知らぬ通りに出たところ、一枚の正社員募集の張り紙を見つける。 「…

町にある七不思議の一つ「地下通路」。 そこに迷い込んだ私と、迷惑なストーカー先輩の運命はいかに？

仕事を辞め、実家に帰ってきた私は、ある日不思議なカフェを訪れる。どこか懐かしさを覚えるマスター、一癖も二癖もある常連客と交流しながら、私もまた常連客として今日もカフェに通うのです…

　６月。安井高校３年A組に、教室がどよめくほどの美少女が転校してきた。 　彼女――鈴木雪乃はなぜ大学受験の追い込みが始まるこの時期に転校してきたのか。そして理科準備室のブラックラ…

平安末期の頃、陰陽師一族に生まれた一人の少女がいた その名は、桜（おう） 桜は両親の惜しみない愛情とともに美しく成長していく 甦る禍いの影、惨劇の過去—— しかし、突然の悲劇…

夢と時々事実

昔々のことだった。 太郎さんは気がつくと知らない場所にいた。 ちょっぴりホラーで、読んで気がついたらクスッと笑えるお話です。

『お狐様』と『人間』が世界のどこかにある隠れ家でのんびりと日々を過ごす話。 時には何処かに出かけてみたり、時には珍客に振り回されたり。 ゆるゆるゆるゆると時間が流れていく、そんな…

八幡（やはた）ミキの実家は神社である。だが、神社育ちであろうとも、ミキにとって未だかつて見たことのない神様の存在は、およそ信じるに値しない。それは古い道具に宿るとされる付喪神（つ…

※これは小説兼声劇台本です。使っていただけたら、良ければコメントをお願いします！作者が狂喜乱舞します！ ここは少しレトロな、不思議な雰囲気が漂う町。その町の片隅で、その写真館は…

田舎の駐在所に通い人員として配置された、新任警察官の『若蔵竜弥』。 のんびりとした毎日の中。彼は人知れず、あやかしたちと触れ合っていた。 ある日、近隣住民のよくある相談ごと。そ…

僕と彼女と「彼女」言われた事は正しいのか良いことなのか。実際に起こった事を複数混ぜて文章化しました。あなたはどう感じますでしょうか？

高二の春、【十夜】は路地裏に迷い込みとある喫茶店に偶然足を踏み入れる。しかしその店は喫茶店とは見た目ばかりで、人に仇成す「妖」を祓う者達の住処だった。【八花】【緋天】【朧】。 こ…

地元を出て東京の大学に通う結子は、「人を好きになれない病」だった。だれかに好きになってもらっても、好きという気持ちを返せない。誰かを好きになればわかるよと、友達は言う。卒業前の最…

学校からの帰り、山の斜面に苔むした石段を見つける。 その石段には、とある噂があったが……。

時は大照四年。 “名無し”と呼ばれる娘は、時代から取り残されたような山里でようやく生を繋いでいた。 死んではいないだけの色のない日々は、しかし帝都からの訪問者を皮切りに目まぐるし…

『時忘れの龍の存在を抹消しなさい』 いつになく強い口調で、セリスはカルトに告げた。 どんな願いでも叶えると言われる龍。 その龍の復活に合わせ、『妖魔攻撃隊』、『特務隊タカマガ…

ある日、わたしと家族は気づきました。 ガラス戸がカタカタと揺れることに。それも、ただの揺れではなく。 なにかを探すように、一枚、一枚と、こちらに進んでくるのです――。