「憑」を含む小説

霊感体質のパティシエと、謎めいたバーテンダーの物語。 櫻井尊は、鎌倉の小さなパティスリーに務めている22歳。 霊が視えてしまう体質で、同時に他人に憑いている霊を引き寄せることが…

　ここは、東京近郊の自然豊かな町の丘の中ほどに建つ高校。西行司（さいぎょうじ）学園、高等部、高校。 　こ の高校のある丘の上には、古代中国王朝の宮殿の庭にある休憩場所のような、開…

2042年、十上セイは供物であり自分に向かって鬼が生まれると告げられる。そして高山六花と言う女性も同じ供物であると。それは二人が知らない遥か昔からの因縁。

従妹とともに異世界召喚されました。 従妹は魔力が高くて「私、聖女かも」と大喜び。一方私は「魔力ゼロか、捨ててこい」と街を追放されました。 魔力はありませんが、私には霊力があるんで…

12年前、一人の男が事故で死んだ。 彼にまつわる三人の男たち――バーテンダーの智浩、美容師の陽一、バンドマンの淳――は、密かに互いを想い合う。出口のない三角関係が、やがて救われる…

東雲綠(17) 憑き護の青年。普段は大人しくあまり目立たないが、いざという時は誰よりも行動的になる。 座右の銘【事実と言うものは存在しない。存在するのは解釈だけである】 一時久…

連載です。 短編として掲載している『僕と菅原』の長編版ですが、短編を読んでなくても大丈夫な仕様です。 - - インチキ霊媒師の伯父・光臣の代わりに祓いの仕事を引き受けている『…

マスクに性欲を抱くようになってしまった男、彼は女性の上司が着用しているマスクに対して異様な執着を見せるようになる。 「俺はあなたの使用済みマスクの在処を知っている……」

戦国時代、半身不随の刀鍛冶の男が神に腕を借りる所から物語は始まる。男は刀鍛冶の腕を上げ、日本一の刀鍛冶になったといわれている。 時代は変わり、現代へ。退魔師である信介さんの家で…

アランはどこにでも居るただの冒険者だ。彼はいつも通り依頼を受け、ダンジョンを探索していた。すると、強力なモンスター。ミノタウロスが現れる。ミノタウロスに呆気なく殺されてしまい、人…

　私の両親は、「駆け込み需要」で殺された。 　1999年初夏の不幸、2012年冬の遭遇、そして2020年代の来るべき終末論。 　すべての『大仕事』を終わらせた探偵は平和だが長す…

アイドルオタクの主人公は、推しのライブに向かう途中交通事故に遭ってしまう。彼女が目覚めたとき、目の前に推しがいた。話しかけても誰も返事をしてくれない。自分が幽霊になってしまったこ…

ねえ。 たとえわたしがいなくなっても、きみはお店で踊り続けたね。 たとえ、わたしがいなくなっても、新しいお店なんて開拓せずに同じものだけ食べ続けたね。 どうだった？ わたしがいな…

魔法士エドワードは魔術学院に通う身。 実際のところ、その身にはとある大きな秘密が封じられているのだが、それは隠す必要がある。 故に中の下の実力しかない冴えない魔法士として、表向き…

自転車が好きな中学二年生、柊守。ある日車道でハンドルが抜けてしまい死んでしまうがなんかそれっぽい神聖な部屋に転送される。そこで彼は急ぎ目の女神に異世界に付いての説明を受けるが、 …

竜と妖精の戦争から百年後、竜の力を持つ巫女と妖精の力を得た魔女が争う世界。 竜源刀は、常人より遙かにすぐれた能力を得ることのできる武器で、 これを発動できる人間は守護官として働…

　勝ち目のない戦いだ――勇者は不死であるが、不死であるだけで、魔王を倒す術を持たない。何度続けても、勇者が魔王を倒す未来はやってこない。 　蘇生する勇者は、新たな肉体を得て復活す…

別時空の平安時代。 一部の陰陽師達は神の加護を受け、不老長寿となり、その力で都を守っていた。 陰陽師である視素羅木泰正（みすらぎやすまさ）は、同じく幼なじみであり陰陽師である紫倉…

　1310年、地中海に面した南フランスの城塞都市アイガ・モルタス。 　若くして都市の一等地に店舗を構える理髪外科医のエリザベートは、同業者からの嫉妬と嫌がらせに悩まされていた。 …