「なんだよ」を含む小説

特殊な予知能力のある侯爵令嬢リリアーナは、予知しても自分は何も守れないと、自信を失っていた。 王太子妃候補でもあるリリアーナは、ある日王城で、分厚いメガネをかけた少年マオと出会う…

君達の未来は明るい。 そう。 そう、なんですよ。 決して。 悲観することはない。 目の前にかざした。 手の平の。 瑞々しい。 指先を。 眺めてみて、下さい。

悪役に陥れられた女騎士が敵国王女に転生し、巻き起こす――大逆転劇！ 大陸の領土を取り合ったふたつの国の戦争にて勝利を収めたブリアナは、名声を得すぎたことを恐れた主君に異端審問に…

下僕メイドにお気に入りの壺を磨かせていたら、突然地震が起きて壺がボクの目の前に倒れてきた！ 思いっきり頭を打ったオレは、その衝撃で日本人としての前世の記憶が蘇る。 それで分かっ…

『Privolva 1 京都SF』(京都大学SF・幻想文学研究会)に寄稿したものです。

　たまたま立ち寄った校舎裏で、クラスで二番目に可愛いと言われている神崎緋奈から「宮前みちる君、ずっと前から好きでした！」と嘘告された俺。 　いや神崎、お前、完全に人違いしてんぞ？…

看護師を志す美深は、高校の入学式の前日に交通事故によって命を落としてしまう。目を覚ました彼女に、神を自称する存在はこう告げる。 「きみの“みれん”はなんだ？」 看護師になってたく…

米一丸喜一は故あって一人暮らしを始めることとなった。 そのための買い物をし、夕暮れの公園で一休みをしているとある少女と出会い差し出された紙に書かれたいろは歌を読めるかと尋ねられ…

ここは、奇妙なしきたりがある、とある高校。 それは、新入生の中からひとり、生徒会の庶務係を選ばなければならないというものであった。 そこに、春から通うことになるさる新入生は、ひょ…

疎遠になっていた妹、田崎　冬子が自殺した——。 国立大学の合格して二年目を目前にした田崎　秋人は三月の突如として起こったこの惨事に、一見ショックを受けていないようでジワジワと精…

心霊ホラーを扱う動画チャンネルに投稿された1通の体験談。 そこにはツナラと呼ばれるモノを食べて失踪した夫の話が記されていた。 フリーライターの久住ヒロはツナラという言葉に興味…

小園高校に通う 眞家 怜 と 信田 圭 は両片想いの幼馴染み。 互いに互いの好意にはうっすらと気付いていながらも、勇気が出ずに一歩を踏み出せずにいた。 ある日、圭は書店で『リ…

　なんでも願いを叶えてくれる神様に、村の若者は願いました。 「神様、お願いします。みなの記憶ごと俺の存在をこの世界からすべて消してください。俺、なにをやってもみんなに迷惑をかけ…

140字以内でしたためる超短編小説、#140字小説。 X（@shitatamerusoda）でもほぼ毎日140字小説を創作し、ポストしています。 今日は「〇〇の日」といった記念日…

小説を書くとはかくも大変な作業なのか。改稿にあたり、ログラインの見直しをする羽目になったわたしは、「物語のログラインとはなんだ…」そう呟きながら、南米はアマゾンの奥地へと姿を消し…

目が覚めるとそこは無の世界だった。何もなく、ただ白い世界。それは自分が創造した世界でもあった。しかし自分の思い通りにできる世界に異変が起きる。それは警告なのか、将又祝福か。 ※…

高校生の良介は、ある日帰宅途中ゴブリンと遭遇する。必死で抵抗し遂に倒すことに成功すると、スキル「なんでもショップ」に目覚める。そのスキルを使い、彼はSランク冒険者になる事が出来る…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト参加作品につきましては、皆様からの多大な応援を頂戴いたしましたことに厚く御礼を申し上げます。 俳句第二弾は、那智風太郎様の自主企画『月』をテーマ…

子供でも読みやすいように本文はひらがなで書かれています。

「昨日執筆のため喫茶店に行ったんだが、店長とバイトの娘、恋仲に違いない。」 なんでも恋愛に置き換えて考えてしまう推理小説作家は今日も恋バナに忙しい。 「それはそうと、先生。今日も…