「♯ミステリー」を含む小説

警察署の遺失物係に、落としてしまった大脳皮質を取りに行った里子（りこ）。 受け取った大脳皮質は、その場でうなじのファスナーから無事に元に戻すことができた。 ほっとしながら自宅へ帰…

その子は生まれる前からの予定通り、「旦《あきら》」と名付けられました。 ＊「異人」等現在は差別用語とされる言葉も文中には出てきますが、敗戦直後である時代背景をご理解いただきたい…

私は死んだ。何度も何度も。

　この春吸血鬼に生まれ変わった高校二年生の鬼島令はたくさんの苦難を乗り越え、気付いた時には四人のヒロインがいた。 　吸血鬼の姫にして真祖のライラ。元悪の秘密結社のロボットの如月マ…

とある地方のローカルアイドル、どうしても時間通りに開演できない杜撰な運営だった。 その10周年ライブ、予定通り開演してほしいと願う人が二人いた。 二人の願いは叶うのか……。 そ…

　お待たせいたしました。シェフの創作料理、青春ラブコメの歴史ミステリー風ソース添えでございます。お口にあいますでしょうか―― 【あらすじ】 　二学期の中間テストが終わった日、と…

女子高生アイドルグループのメンバーが死亡し、残されたメンバーはグループを解散するかどうかの瀬戸際に立たされる。彼女はグループを逃げ出そうとした矢先男に殺された。その死の前、彼女は…

20XX年。人類は月への進出を目指して調査隊を派遣していた。ダンテは技術者として同行していたが、ある日、月面基地内で殺人事件が起きて――。

ある田舎に住む日高朝陽（ひだかあさひ）は幼なじみでもあり、地主の娘でもある沢渡百貴（さわたりゆき）と公園で会うのが日課となっていた。いつもと変わらない毎日。しかし、また明日…そう…

小説家の斜森永士は三年前に亡くなった祖父の遺言に従い、故郷の相巣村を訪れる。この日、村では五十年に一度の祭事「暖火の儀」が行われることになっていた。祖父は自分に代わって儀式を見届…

牢番が首切り命令をささやくと、死刑執行人は静かに小刀を振り下ろした。 サロメは黄金の皿を手に、彼の首を淡々と待った。 洗礼者ヨハネが斬首され、血が飛び散った。 彼の喉から出ている…

将来の夢、他人のそれは甘美な秘密だと、真田君は思っています。 だから、タイムカプセルを集めることにしました。 そしたら、幸せになりました。

＜あらすじ＞ 優等生のアメリアは学園の生徒だけが集められたパーティーに参加し、そこでパーティーの主催者を貶めるような内容の書き置きを発見する。その犯人捜しのために力を貸してくれた…

『短編賞創作フェス』参加作品。 本編はミニクイズになっており、正解も文中に明記してありますので、探してみて下さい。 ※本作は実際にあった話ですので、本来であればジャンルはエッセ…

とんでもない方法で完全犯罪が成立してしまう館でのシュールホラーミステリー

　時、文明開化より幾星霜。 　明治から大正へと移り變はりて、人々の生活には西洋の華やかなりし異文化が根附く。 　浪漫の風も匂やかに、人々の眼に火は絶えず、なおも新進氣風と往く。 …

　今日、僕は高校の卒業式に出席している。式が終わり、後は帰るだけという時に、なんと内閣総理大臣の鬼木紋太が現れた。一体なぜ彼はここに来たのか。通称「オニキモン」と呼ばれる狂った総…

名前と見た目のギャップに苦しむ若手警察官、神宮寺謙信。彼は個性派ぞろいの捜査チーム、”S"に入る。 どんでん返し連続の事件の数々、同僚との禁断の恋、魅力的なキャラクター達など見所…

売れないホラー漫画家の天城結菜は、霊感が強い。 科学的に説明困難な現象と遭遇した際も「霊視」の異能により、常人には知覚できない情報を得ることが可能だ。 そこで特殊な体質を利用して…