「川」を含む小説

身体を無くした人の心はどこに行くのだろう？ 消滅してしまうのだろうか？ そこにあった想いは、願いは、祈りは、 誰かの心の中にいる、その逝った人の想いは、 いつしか形となり………

2019年6月4日に、市立立田川中学校の消されたはずこ裏サイトに【明日6月5日、2年2組の生徒の誰かが死にます。】という投稿が起こる。 誰もこの投稿に気づかないまま6月5日がきて…

高校生の二人乗りのお話。秋の夕空の下、銀杏並木や川のきらめきを眺めながら、二人の想いが走っていく――（？） カクヨム甲子園2019「キミは絶対に騙される」参加作品です。

新聞部に所属する高校二年生の井ノ川は「今年の新入生には絶世の美女が二人いる」という話を聞きつけ、すぐさま取材に向かう。しかし、その二人は何とも癖のある美女であり……。

整形して美を手に入れた弦川真咲は、優越感を得るため、嘘ばかりついて生活している。 ２６歳の誕生日、取引先の新しい担当者として勤め先にやって来たのは、小学校時代に真咲を「ブス」と罵…

大戦にて戦死し、異世界転生を果たした軍人の瑠璃川(るりがわ)。 彼が転生によって手に入れた能力は、魔術。 そんな彼を引き取ったのは、国軍中佐である少女のアルベルトであった。 転生…

２００３年８月１６日に書いた詩です。水シリーズ

天乃川財閥のご令嬢。 学院の女神。 1万年に1人の美少女。 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花。 才色兼備が服を着て歩いているような完璧令嬢、天乃川美月。 一般人の草野成久…

干支塚北高等学校二年次 神崎マスト。彼は中学二年の時に両親と姉を亡くしマストと幼馴染の子川（ねかわ）家に預けられた。 そんなマストがひょんなことから『妄想の世界』に誘われとあるゲ…

多摩川を望むとある町に、美貌の町娘お清と、漢学者の養子で見目麗しい美少年の亀公丸（きっこうまる）の二人がいた。お清は年下の美少年亀公丸に懸想するが…… （作品中に登場する漢詩の書…

港までつづいている/このメインストリートは/川である むかし　むかし/ふたりのおとこに求愛された女の/かなしみが流れた/川だったと詩人は歌っています（詩集：神戸市街図　たかはら　…

「昨日、華原真雪が失恋したらしい」 ある夏の日、川之辺高校に通う藤川晴彦は、親しい女子生徒の噂を耳にした。 孤高の読書家で、晴彦も憧れの念を抱く美少女の真雪―― そんな彼女を同…

扉の向こうにあったのは、子供の頃に読んだ絵本の世界。 一面の花畑に、ガラスのお城に、虹色の川。そして、その世界で出会った『男の子』は、いつもアンナを溺愛してくれる。 優しい優…

近づくな。絶対に。

拙作『カラヴィンカの祝福』を書いたときの覚え書きみたいなやつです。 滅多にこんなことしないんですが、たまには。 あと、最初と最後に、短編がひとつずつ。 本編はこちら↓ 『カラヴ…

この地球は致命的な百八の厄災が準備されているわ。どの一つをとっても、滅亡へのルートを持っている厄介なものよ。

冬の坂道で出会ったのは、無邪気で、大雑把で、ちょっと寂しがりなおばあちゃん。

「概念」が意思を持ち様々なそれらが独立して暮らす異次元世界ーー。ある日、厳重に隔離されていた四十二体の犯罪者的概念「偽非概念」達が我々の世界「具象世界」へと逃走する。偽非概念を追…