絵本の中のヤンデレ男子は、私のことを逃がす気がない。

作者 雪桜

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★★★ Excellent!!!

誰だって苦労なんてしたくはない。楽な世界があるのならばその世界に行きたい。例えば昔読んだ絵本のような穏やかな時間が流れるそんな世界に。そんな世界で出会った一人の少年。そんな少年にどこか引っかかりを覚えずにはいられなくて…?
若干の謎を含みつつ最後に全ての謎を回収しスッキリと終われるそんな作品です。
果たしてその世界の秘密とは?主人公が選ぶ結末とは?タイトルは少々物騒ですが読了後には納得しどこか穏やかな、そう絵本の世界のような穏やかさに浸れることでしょう。

★★★ Excellent!!!

絵本の物語は、世界を広げる。
扉を開くと、そこは夢の世界だった。

一面の花畑。
ガラスのお城。
虹色の川……。

そこで、彼女は、アンナは出会う。
幸せで温かいはずなのだが、彼は言った。
「これで僕たち、ずっと一緒にいられるね」と……。

一話、一話、その扉の向こう側の世界の意味が紐解かれて行き……。
そして、最後は衝撃と納得のいく結末を迎えるのです。
読者全員が必ず「納得する」であろう、物語。

アンナの運命が大きく変わった世界。
ぜひご覧ください!

★★★ Excellent!!!

テンポはややスローな印象で、伏線の回収が上手くて特筆される。二人の距離感がベストバランスで描かれている。高い構成力が文章を良好に手伝っている。
僕は絵本といえばクマさんというイメージがありますが、姉から貰ったヌイグルミを大切にしていました。でも、何処にやったかな?

★★★ Excellent!!!

夢にまで見た絵本の中の世界。主人公のアンナはそこで、自分に優しく接してくれる男の子に会います。幸せに満たされるアンナ。でも、なぜなんだろう。彼の目は時々、冷たく輝くのです。
***
赤頭巾やシンデレラ。誰もが子供の頃に出会う童話のように、華やかさの中にどこか厳しく残酷な雰囲気が感じられる作品です。そして終幕に明かされるその理由。こんな不思議で切ない読後感、なんだか久しぶりでした。たなびく余韻も心地いい!お勧めです!