「BL ボーイズラブ」を含む小説

クロールのフォームの美しさに息を飲むことが、時々あります。 優雅にすら思えるあのストロークは、なんだか震えが来るほど美しいです。 そんな水泳部の男の子と、水中に沈む男の子のお話で…

妹の彼氏、陽平を好きになって1年半。これまで内緒で浮気を続けた主人公が、浮気を暴かれ、破局した所から物語が始まります。

ボーイズラブ小説です。 高校二年の夏。部活を終えた帰り道、朱雀は知り合いの吉丸と偶然再会する。中学時代の友人が自分の「トモダチ」だと紹介した彼が、本当は友人の恋人であることを朱雀…

さっきまでは確かに「友人」だったはずなのに。 たった数分の雨で、変わってしまう。

ボーイズラブ小説です。短編。 大学受験をひかえた高校三年生の冬。恋人ができてもう半年経つけれど、友人以上の関係には少しも進展しないことに悩む「俺」。うじうじ女々しい主人公なので注…

　蔦子さんはひとしきり自分の袖の陰で笑うてから、まだ笑いの残る声で言うた。 「怜司もあんたが好きやと思う。そうやけど、あの子をあんたの気持ちに応えさせたらあかん」 「なんでや」 …

遠雷（えんらい）は緑生い茂る月で、学生の翡翠（ひすい）と同居生活を送っている。穏やかな月での生活は、夜になると滅びた地球が太陽に照らされて夜空に浮かんで見える。翡翠は月から遥か3…

机に書いた、戯れの単語。 それに気付いて、続くやりとり。 相手を知らないままで。

男娼の少年・錬金（れんきん）は、ホテル・アリストクラタのオーナーのひとりである青年実業家・稲妻（いなづま）が、ホテルの中のバー『天体観測所（プラネタリオ）』に現れると知り、彼の恋…

　海でおぼれたあの日から、目の中に魚が一匹棲みついている。 　BLに置いてますけど、兄弟です。 　禁断だとかじゃないです。 　見ようによってはBL臭がするなーくらいの感じです。…

相互理解を諦めたBLです。 相手をただひたすらに愛しているけれど、自分は本当に愛されているのか。

　私は右目の視界が欠けています。 　右目だけで人の顔を見ると、ちょうど顔の中心が、黒く塗りつぶされたように見えるのです。 　グリーンが好きです。 　それで、こんな話を書いてみま…

大学２年生になった青山にはモデルの友だちがいる。名を荒川という。芸名は“猫山”。猫が大好きだから、と自分で語っていた。 　そんな荒川はモデルにも関わらず食生活が荒れに荒れてい…

ファンタジーBLです。 【あらすじ】 王は紫、奴隷は灰色……。 色による階級で人の心を縛る国、ノーグ。 人々は身につける衣服の色に己の価値を託していた。 身分最下層の少年、灰…

恥ずかしさを恥ずかしさで上書きって、なかなかできないですね。羞恥で死にたくなります。 でも、一度恥かいてしまえば、二度も三度も同じになるのかもな、とも思います。 開き直れば、なん…

透明感のある、ほんのり温まる作品を目指しました。

一つ上の須田先輩に想いを寄せる主人公。放送部である彼らは、今日は「らりるれろ」の発音練習に取り組む。発音の上手な須田先輩に、主人公は悪戯心で出まかせを言う。純粋な先輩が見せた姿と…

彼にとってはお昼ご飯なんです。 「残酷描写有り」となっておりますが、微妙にカニバリズムを連想させる描写や、流血表現があります。 BLです。苦手な方はご注意ください。

高校時代に好きだった相手が、突然会いに来て「恋人を殺した」と言う。 救いたい、と思っていた──はずだった。 ぬるく流血描写があるので、苦手な人はご注意ください。

青木ひなた（日本画家・30歳）。 １５年前、高等学校の入学式の日に出会った春野陽太（現在高校教師・30歳）に恋をした。 お互い男で性格は真逆もいいとこで、しかもあんな根暗そうで卑…