「サスペンスサスペンス」を含む小説

――水崎識也は考える。人間の体の中で人の価値を最も示すものは何か、と。 死体観察を趣味とする識也はある日、噂を聞きつけて死体があるという廃ビルへと立ち入った。 そこから始まる不…

国が極秘で行なっていたのは異世界の召喚。 呪われた牢獄で死んだ数百人もの兵士の命と首。 死んでも死に切れない異世界で... ...-ただ鎧は彷徨い続ける

　物心ついた頃から僕の首には首輪が嵌められていた。 　それは希薄な存在だったが、歳を重ねる度に存在感が増し、ついには完全に実体化して銀の首輪になった。 「はじめは、自分だけが我…

九十九恭介事件録シリーズの番外編。 赤月村の事件から半年。 恭介たちはフリーのオカルトライターとして、日々を過ごしていた。 そんな時、懇意にしてもらってる出版社から取材の仕事が入…

　脳を体外で管理し、頭痛や肩こりから脳梗塞、脳死などに至るまで『有脳者』が抱える多くのリスクを解消するという『無脳者』となるための、保脳手術を勧める、政府管轄の保脳機関。 　政府…

大国ザレムスが一日にして滅びた。それを成したのは一人の少年だった。 魔女の企みによって、不死となった少年　ウィルは生きることに絶望し、永遠に殺され続ける運命であった。様々な人…

長文を読むには、飽きっぽい貴方へ。マシンガンのような刺激を貴方へ。ハッと目を覚ましたい刺激を貴方へ。

虹口〈ホンキュー〉と書くと、上海での日本租界の地名になる。 第2次世界大戦前夜の１９３Ｘ年。列強が統治する治外法権の魔都・上海で謎の秘薬（虹）の捜査を命じられた工作員・鮎川脩は……

　男子高校生である帝葉（ていは）博（ひろし）は、気がつくと、逆さまになった路線バスの中にいた。車内には、他にも、四人の高校生がいた。 　やがて、彼らは、路線バスから降りる。そこは…

童貞だったオレの元彼女がAVクイーンに・・・その彼女が、 パラダイス・ゲートと言う謎の言葉を残し失踪。 オレは、見習いAV男優として、業界に潜入。 捨ててあった写真には、市長の…

ホラーとかのたまってますがホラー要素はしばらく出てきません。 なんか詞ぽかったり恋愛ぽかったりギャグっぽかったり――― もともとはノベルゲーとして作っていたものを小説化したもので…

主人公と自称劇作家が喫茶店でゲームをするだけの話、もしくはそこから始まる話、あるいはそこに行き着く話。 長編の番外編という扱いで書き始めた短編集。本編よりも先に形になってしまっ…

淀み。 人の世の傍らに遥か昔より漂い続ける異物。 時に人の暗く強い思いに呼応して、超常あるいは異常としてこの世界に干渉する、物理の外の機関<<からくり>>。 そんな存在がひっそり…

ミステリージャンルのひとつで、『奇妙な味』と呼ばれる作風を意識しました。 タイムトラベルに夢を馳せる博士が行き着いた先とは……。 昔話「浦島太郎」に絡ませた、不可思議なショートス…

「ようこそ！　リアルRPGゴーストセッションへ！」 ひょんなことからデスゲーム、ゴーストセッションに巻き込まれてしまった普通の少年、山形小雨は、困惑しながらも同級生、霊院滝と共…

　早川（はやかわ）占尊（うらたか）は、気がつくと、幼馴染である小田原（おだわら）圭（けい）とともに、巨大な迷宮の中にいた。迷宮は、屋内に造られており、水が注がれている。このままで…

ある宗教を信仰する、医師の叔父がぼくの住む街を訪れた。 亡くなった父の代わりにぼくを心配してくれる叔父とぼくはホテルで待ち合わせた。そこでぼくはある体験をすることになる。 最…

これから皆さんに質問をします。 質問は全部で十問です。 いずれも直感でお答えください。

　坪田（つぼた）光（みつ）は、裏社会を舞台に活動する運び屋である。ある日、彼は、仕事のためバスに乗った。 　ところが、その最中、愉快犯により、夥しい数のスズメバチが車内に放たれる…