「未来 短編」を含む小説

機械と僕とは言葉にしがたい導線で結ばれていたのかもしれない。

西暦2022年、日本から「感情」が消え失せた。

朝一番にポストの投函を確認するのが日課のケンドリック。 彼はずっと、とある郵便物を待ち続けている。

企画「未来の世界をみんなで考えてみませんか！！」さんに沿って（沿えてなかったらすんまそ）執筆させていただきました。敢えて書くべきあらすじは無いです。 「それでは、いってらっしゃ…

【短編】仕事×現代ファンタジー。シリアスです。天才アナウンサーの葛藤から始まる、現在、過去・未来を紡ぐ物語。

高校を卒業した春。水谷由李（みずたに　ゆり）のもとにある一通の手紙が届く。その中には、かつての先輩、西宮桐子（にしみや　きりこ）からのメッセージが入っていて――。彼女はなぜあんな…

人類の宇宙進出黎明期、太陽圏のあちこちでだれもが必死に生きていた。 人類全体にとっては取るに足らない毎日の出来事。 でも、ひとりひとりにとっては、そんな小さな出来事の積み重ねこそ…

海面が上昇し、陸地面積が大幅に減少した未来。 私は子供だけが住む小さな島で暮らしていた。 両親と話せるのは砂浜に置かれた公衆電話のみ。 私はもうすぐ18歳になる。 そして、この…

好きな内容の夢を、装置＝スリープ・シフターで設定し、見ることができる近未来。 皆が勝手な内容の夢を見、その結果、ストレスのない穏やかな現実を送っていた。 だがある朝、スリープ・シ…

今より少し未来。死の床につく１人暮らしの老婆がいた。 けれど彼女は孤独ではなかった。 幼い頃からずっと、マスコットロボット「マシュマロ」が側に居続けていたから――。

古代、この地球にはたくさんのエリアがあって、それぞれ色々な人々が色々なエリアで生活していたと聞く。 そのエリアを古代人は、"KUNi" だとかと言っていたのをウォキペディアで習っ…

――――どこが新世界だ、ここは地獄そのものだ――――。 銀河海兵隊所属マクナマラは、人類の異次元侵攻作戦に参加。 作戦は内容は「現世宇宙」の存在を脅かす「前世宇宙」を崩壊させる…

新たな年、人類文明は混迷し、その前途は未詳であった。 機机人(ロボット)は、造物主たる人類に孝養を尽くすどころか、これを滅ぼさんとす……。 自主企画「漢文っぽい小説」に参加する…

【第11回創元SF短編賞一次選考通過作】 「人の価値観が強烈な原体験によって左右されるなら、現実により近い五感VRはその『原体験』になりうる。つまり、人々の価値観はそのVRのコ…

ニューヨークの未来は明後日の方向に進む。Ｏ・ヘンリーの短編〈最後の一葉〉は本当の出来事で、しかも世界初のストリートアートだった？ 歴史を変える大騒動。 〈ワトソン〉も〈ルパン〉…

あなたはあと数年で死にます。とは逆に、あなたはあと何百年も生きます。と告げられるとどう思いますか？きっとそれぞれ考えることがあるはずです。 少し未来を覗いてみましょう。ここには…

未来の世界をテーマにした短編です。

「我らが演劇部には、少し変わった『台本』が受け継がれているんだ」―――― 入部まもなくの説明会で、たしかにそう教えられていたが……。

　私は俗に言う、『時を駆ける少女』である。 　それゆえに、これまで数えきれないほどの世界を滅ぼしてきた、罪人でもあった。 　この現実世界にはけしてＳＦ小説みたいに過去や未来の世…