サイクリック【前世宇宙×現世宇宙】
にのい・しち
第1話 グッドモーニング、ワンダーランド
>短編コンテストに出そうと試験的に書きましたが、期限に間に合わなかったので、次のコンテストに出せるよう思考錯誤していきます。
試作中なので短い内容ですが、ご意見ご感想などあれば、参考に改稿していきます。
✲✲✲
――――――――新約暦2019年
「ゴッド、ブレス、アメリカ〜、ランド、ザット、アイ、ラービュ〜」
マクナマラ小隊長は鼻歌を鳴らして、まだ見ぬ新世界に思いをはせた。
長いトンネルを抜けると、そこは異次元だった。
少し違う気がするが、そんな文言を聞いたことがある。
船内に流れるアウナンスは、もうじき長い
『総員、作戦配置に付け。まもなく
すでに、自身の愛馬に身を置くマクナマラ小隊長は、まだかまだかと待ちわびた。
二重瞼の奥に光る、緑の瞳を持つ赤毛の軍人。
日々の厳しい訓練で鍛え上げた肉体は、日に焼けて浅黒い。
がっしりした体格に、ウェットスーツのような宇宙服を着て、すでに準備を終えていた。
彼は無線で自身が預かる兵士達に、朝が来たことを告げるように話す。
「
アナウンスがワープアウトのカウントを始めた。
『――――ファイブ、フォー、スリー、ツー、ワン……ワープアウト』
長い長い暗黒。
永遠に続くのではないかと思える、異空間の暗闇を越えると、一瞬だけ雪景色を思わせた。
目が光になれてくると、その光景をしっかりと焼き付ける。
モニターに広がる世界は、空間一面に虹の波が多い尽くし、虹が揺らめくと七色の光がまばゆくうねる。
点在する惑星群は、
「グッドモーニング!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます