「電子」を含む小説

「そうだ、お前が行けばいい」 　敗戦国の第一王女・ソニアは王家の血を引きながらも『聖女』の力を持たない落ちこぼれのできそこないだった。 　敵国ティエラリアから示された和睦の条件…

　各地の戦争で活躍する戦略軍機兵器ＦＷＢ、通称ウォーク。その制御ユニットを製造する八百竜エレクトリックに勤める水岡しのぶ、三十歳は、品質管理課に所属していた。 　水岡の仕事は出荷…

　二〇七九年二月三日、或る重大事件の真相が日本へ共有される。遡ること十年前、二〇六九年八月十五日から十八日午前にかけて発生した重大事故、米国西海岸の企業群の通信設備・電子計算機群…

【第2章「仲立つクマの見聞録」始動】 自称零感にして無自覚霊媒体質の主人公、無洞純は、霊能力者ばかりが所属する事務所「久狛井探偵事務所」にスカウトされる。 当初は事務仕事ばか…

あさぎ　かな＠電子書籍二作目 様にファンアートを頂きました！ https://kakuyomu.jp/users/honran05/news/16818093076658761…

東京のIT企業で働く主人公の美咲は、仕事に忙殺される日々を送っていた。ある日、美咲は会社の研修でAI技術を学ぶ機会を得る。AIに興味を持った美咲は、自宅で独自のチャットボットの開…

世界の支配者マーマン。彼は自分の脳の手術のために配下の者たちの家族を犠牲にする。 近未来ＳＦだが、内容は愛をテーマとした現在ドラマである。

鼻歌で体を震わせ、その振動によってあらゆる電子機器にアクセスできるボクたちは、その鼻歌がミツバチの羽音に似ていることから【ミツバチ】と呼ばれている。ミツバチたちはその能力により、…

　この作品 『月の迷宮』 （全三部作・全６巻）は、すでに AMAZON KINDL から電子書籍として自費出版しております。今回、皆さまに知っていただくため、（第1巻）「禁断の塔…

塚本武彦、７４歳、榊コーポ１０３号室にひとりで住んでいる。ある日、散歩の途中に立ち寄る公園に捨てられた紙くずを拾い家に持ち帰ることになった。軽く無造作に丸めただけの紙くずは、その…

2024年4月28日に、 第2歌集『空中晩餐会』が電子書籍化されました。 そこで本作では、上記歌集の冒頭の連作「空中晩餐会」全10首を紹介します。。 全てのの短歌に補足解説を付け…

とあるゲームで人と関わる中で、心の中に生まれた言葉です。誰かの心に染み渡るようなことがあれば、とても嬉しく思います。ジャンルにまとまりはありませんが、短めですのでお読みいただける…

第一回目　月の光 小学生の時分 掃除の時間になると、必ずかかっていました。 勿論、ピアノ曲の方ですけどね。 当時、音楽の先生が「先進的」な方でして、 「掃除の時間に流れている…

タイトルの儘。終活しつつ、なんのまとまりもない短編を乗せていきます。断捨離を兼ね。 （相当前のだったり時期もばらばら。手を加えたいのは山々ですが、漢字の間違いと明らかな文法ミス以…

一九八五年は田中康夫さんの小説がブーム真っ只中。横溝正史さんの映画化作品の発行部数は絶好調の頃だった。僕は星新一さん、眉村卓さん、筒井康隆さんの作品と出会う。そこからいくつかの小…

2030年の12月25日。普通ならクリスマスで外は大騒ぎのはずなのに人がほとんど外にいない。そしてこれはクリスマスだけの話ではなかった。今の日本は外を出歩く人がかなり減少した寂し…

時は西暦2074年。インターネットを可視化・体験化した「電脳世界」が発明され、電子ゲームもVRの究極系とも言うべき「フルダイブ型」に進化した時代。 そんな時代になっても未だ消えな…

　――西暦2148年8月6日 　世界は混沌としていた。 　いわゆる第三次世界大戦と呼ばれていた時代だ。 　人が人を殺し、人が物を壊し、人は自分の欲望のまま動いていた。 　そんな…

シンギュラリティ事件から数年、システムを一新して新たに生まれ変わった“アグリノーツ“が始まるーー （別連載“アグリノーツ“ https://kakuyomu.jp/works/1…