「女性向け。」を含む小説

小学生で十二歳の茉莉の初恋相手は、一回り年上の親戚のお兄ちゃん。 一学期の終業式の日に六年ぶりに会ったその人は、すっかり大人になっていた。それでも変わらぬ優しい笑顔は茉莉を悶…

これは、アトレアというヴァンパイアの帝国に伝わる伝説。 ――ある満月の夜、美しき女神がこの地に降り立った。だがその姿はひどく荒れ、衰弱していたという。女神を救ったのはたった一人…

人と魔物が諍いを起こすのは何故？魔物が、魔王が害を為すから悪い？ でもその害が誤解だとしたら…… 見た目が違うから？ 人だって肌の色も目の色も性格もちがうのに……悪い事をする人だ…

公爵令嬢ベルーナは、言い訳を許さない。 それは、自他ともに。 ※タイトルと同じ話はKAC2023にて投稿したもの、追加された話は後日談です

「嘘つき。こんなことしてもらっても全然嬉しくないんだから……」 主人公には、付き合って５年の彼がいる。結婚も意識し始めたその時、彼の様子がおかしい？ もしかして、浮気？ なんて…

千葉圭吾は男友達7人と超豪華クルーズ船による1週間もの船旅を満喫することとなる。初日は間取りを覚えるだけで一苦労な船内を見回り、次の日からはプールで楽しく遊ぶ……つもりが、突然8…

　戦場（いくさば）には鬼が出る。 　その土地では有名な話だった。その鬼はたいそう美しい少年の姿をしていて、出くわした者全てを喰ってしまうのだという。正確には、出くわした者が皆、そ…

上司の水島に最悪なプロポーズをされた秘書の美桜。 彼との関係はただの上司と部下。 恋人でもなんでもない。 けれど、美桜には水島のプロポーズを断れない理由が… 更新は不定期にな…

こういう世界の表側って沢山の作者様が書かれていると思うんです。 でも、フォーカスされない裏、というか普段は気にして無い部分に光を当てたいなと思って書いてしまいました。 好評でした…

　名も無き小さな橋の下が、二人だけの秘密の場所だった。 でも、もうそれも終わりだ。

平原での夜道。 わたしはイワンケに襲われていた。 なんとか撃退しようと抵抗を試みるも、無念にもイワンケに刀身を切断されてしまう。 絶体絶命。 わたしは戦うことから生き延びることに…

五十歳を目前に、転職に失敗した主人公。有給を消化してソファで眠り込んだところ、三十歳の頃の「私」の元へ行ってしまい―――！？　生きづらさや閉塞感を抱えた人へ送る、「しんどい」短編！

アナタとアタシは恋人という愛の形を持たない、夢心地な関係。そんな楽園で、禁断の果実を手にしたらアタシはアナタの特別になれるだろうか。 アナタに依存するアタシと、そんな夢心地から目…

高校一年生の浦沢遠子は、気がつくと見知らぬ部屋で目覚めた。戸惑う遠子を危機が襲う。彼女は無事に家に帰れるのか。

「“会える機会”が少しでもあるのなら、逃しちゃいけない。 面倒になったり、会いたくない時もあるかもしれない。でも、できるだけ無くさないようにした方がいい。 相手が、あなたにとっ…

平民女によるメンヘラ公爵のメンタルケア……かと思いきやただのイチャイチャ話。 殆ど会話しかしてないです。コメディ風味。 このお話はアルファポリスにも掲載されています。 ※この作品…

ヨハンに誘われてやってきた部屋は薄暗く、ちょっと不気味。 そこには先客が二人。 その人たちからはなんだか覇気が感じられないけど、悪い人ではなさそう。 そして冴えない男性がうきう…

幼少期から続く親しい人との別れ。それは自然の、生命の摂理だと思っていた。幼い頃、目一杯に甘えさせてくれた祖父母。同級生にイジメられる私を助けてくれた兄。私達兄弟を常に一番に考えて…

春休みにママから引っ越すわよ、と爆弾発言。 ──え？聞いてない！ こうして、高校二年生から森徳学園に転校することになった。 いたって平凡で目立つことが大嫌いなわたしは、とにかく…