「ダーク（？）」を含む小説

その村には古くから、ある伝統があった。 村から暫く離れた所にある洞窟。そこに棲む黒龍様に、百年に一度、生贄を捧げると云う伝統が。その生贄は、村に安寧を齎す守護神として、こう呼ばれ…

私は女子高生探偵の、探偵助手としてがんばってきたが、その先に地獄があった。 この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を添えて』でも公開しています。この短…

日常と非日常を行き来するバケモノ達。彼らを人たらしめるもの、日常の鎖。 失った者は戻れない。それが無二のものならば……。

このお話は、強権的な軍事独裁国家で暗躍する暗殺者の物語です。暗躍(活躍)の様子よりも、彼女自身の生き様を書いています。※「死神は月を抱いて眠りたい」という小説を五部構成で執筆中で…

キョウはいつも家の近くにある闇ダンジョンに潜っていた。そのダンジョンが正規ダンジョンの１０倍の難易度で、正規ダンジョンのクリア後に行くことができるようになる裏ダンジョンだとは知ら…

　自身の卒業式に出席していたリクと東京都23区内にいた人間は全員、突然肉体を奪われ幽霊にされ、同席していた妹は空想妖魔に襲われ石化した。 　生き延びたリクと同級生のユイト、ミカ…

　あぁ……もう、こんな時間だ。 　……みんなはもう学校に行ってる時間か。……はぁ。罪悪感が凄い。 　別に、学校のやつらに罪悪感がある訳じゃない。ただ、死んだお父さんとお母さんに申…

【星詠みの巫女・フォーチュン】は、 【地球の化身(ホメヲスタシス)】の神託を受け、日本・四国東方／徳島県に訪れる。 　その際、彼女の身柄を狙う国家指定暴力団／【極龍會】に襲われ…

この国の中枢は、八つの機関から成り立っている。 法務を司る第一機関、外交を司る第二機関、財務を司る第三機関、そして、公安を司る第四機関というように。 そして近年、秘密裏に発足した…

あらすじ 2020年。世界には776冊の『異本』と呼ばれる特別な本があった。それは、読む者に作用し、在る場所に異変をもたらし、世界を揺るがすほどのものさえも存在した。 その『…

――――そうして薔薇の流した涙は恨みの余り、悪を焼く炎となったのです。 （フライフェイス寓話集：第四版　『怪物』の章より） ダンストン公爵令嬢ローズティアは、その時を待ちわび…

ある街に事務所を構える男『黒入行人』 街で起こる超常的な事件を解決していく。 現代に起こる奇々怪々を相手にその身を扮して。 全ての元凶である、兄が待つ『暁の地平線』を目指し――…

平穏な日常を願う高校生の肴成三楓は、幼少に二十人もの人が犠牲となった不可解な事件の中心にいた。 ある日の下校中、気がつけば誘拐され真っ白い部屋に......待っていたのは死刑宣…

どんなに現実が残酷でも、ぼくはこの世界を生きて、そして。

【2023年7月28日 24時 第一部、完】 天使のようで悪魔のような少女は、冷たい夜空を見上げて涙を流す。 そしてごくごくふつうの少年は、夏の始まりを高らかに宣言するような陽…

人々の安寧を脅かす妖魔が跋扈する魔の乱世。　 それらを容易く斬り伏せるツワモノ共を束ねる棟梁になるべく、イフウは弟であるシュラと鎬を削り合い、その末に勝利を掴み取ったのである。…

ある大きな孤島の火山口で、幼子が燃え盛るマグマへと投げ捨てられた。 しかし、不思議な光に守らた幼子は、数年の時を経て少年にまで成長していた。 少年は島の獰猛な獣を素手で制圧し捕…

　夜は、傘を差したくなる。 　不安、寂しさ、淀み、日陰者の時間。

　人でなしの魔法少女を始末する。『天罰必中暗闇姉妹』シリーズ第４弾。 　アカネと喧嘩をしたツグミはジュンコが用意したセーフハウスで暮らすことにした。その引越し準備中に、ツグミは偶…

　気が向いたときに一定話数分を纏めて予約投稿します。二章ラストまで予約投稿しました。 　生物兵器、メリア・イクリビタは稼働停止を言い渡されたが、自由になるべく海上研究都市を破壊し…