箱庭物語

作者 晴羽照尊

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★★★ Excellent!!!

40th Memory Vol.30(地下世界/シャンバラ/??/????)まで読了。

最も驚かされたのは、テキストの確かさです。
添削的な視点では突っ込みどころが見当たらないほど、過不足のないスマートな文体でビックリしました。
作家を目指すような人は、このくらいの文章を書かねばならんのだなぁ、と勉強になります。
それでいて、自分の技量をひけらかすようなクドさもない。
文章が上手くても、ダラダラと自分のテキストに酔ってしまう書き手も、アマチュアには少なくないですからね。

それと、設定の見事さにもうなります。
長編作に相応しい、素地を備えた物語設定ですよね。
このアイディアなら、どんな展開でも持っていけそう、というワクワクを内包していますね。
なかなか無いですよ、ここまでのものは。

僕が読んだところまでは、まだちょっと着地点は見えない感じですが、
このくらいの技量のある作家さんなら、エタることなく締めを迎えられるんじゃないか? という確信を覚えます。
続きも頑張ってください。

★★★ Excellent!!!

ども、カイリんの紹介で来たもんですw

さまざまな伏線がありおもろいわぁ……
に、しても『異本』かぁ。論理だてられてるし、もしかしたら、そんなんがあるかも? と錯覚してまうほど納得するストーリーが何よりおもろい!

それに、ハクとシロちゃんの掛け合いも相成って飽きずに読める、そこも凄い!

因みにうちはパララがお気に!

Good!


どうしてか酒とタバコとアンティークな香りがするダークな奇譚。

何処までも灰色と白色で象られた世界に赤いドレスを着た少女の姿が躍動的に映えるような錯覚を起こす一本。

周りの世界は静かなのに主人公と少女だけがシニカルな会話を繰り広げながら、『異本』という奇々怪々なアーティファクとがちらつく。

776冊の異本。
シェヘラザード。
箱庭。

ミステリアスで独特な設定と生き生きとした常識はずれな彼らに読んだ貴方は思わず釘付けになるでしょう。

『異本』というアイテムを蒐集するという明確な目的で物語は進むのに、そこにまつわる不可思議の数々。作者の権謀術数と作品の色気に嵌れば後は脳みそが浸かっている。

一度読めばあなたもこのオシャレと可愛い少女を愛さずにはいられない。



抜け出せない猛毒のような一冊を貴方に。


★★★ Excellent!!!

主人公が集まるのは世界中に散らばった776冊の『異本』……それは読む者に作用し、存在する場所に異変をもたらし、世界を揺るがすほどの力を持つ危険な代物だった。

蒐集の途中で異本を持つ少女と出会う主人公だが、突然の襲撃によって異本は焼失してしまうが、少女の中に異本が遺されたことを知って、二人は異本蒐集の旅に出る。

特筆すべきはこの不思議な世界観。
不思議な異本を題材にしているだけあって珍しさからついのめり込んでしまいます。
作中に出てくる異本の種類やその効能、さらに異本を巡る戦いに夢中になりました!

★★ Very Good!!

最近は一話でどう引きこめるか……。そういう作品が多い中、この作品は一話毎に力を入れながら面白みを次に繋げている作品だと思いました。皆さんももし、読めば読む程深いお話にハマる方なら読んでみてはどうでしょうか? 率直に言えば個人的に石を重ねて高くすればするほど面白い作品だと思います。

★★ Very Good!!

この小説の良いところは、物語の舞台設定の深さにあると思う。
例えば、第1章のドイツでの話では、ドイツの気候を明確に示し、主人公たちの言動につなげていることに感心した。
地理的な話になるが、ドイツの気候は北大西洋海流と呼ばれている暖かい海流の上を編成風が通過して、暖かい風が運ばれる位置に属しており、暖かく湿った感じの気候が特徴の地域である。
そのような特徴を押さえているこの作品は素晴らしいできと言える。
今後の発展に期待する。