文章力が半端じゃないですね。

40th Memory Vol.30(地下世界/シャンバラ/??/????)まで読了。

最も驚かされたのは、テキストの確かさです。
添削的な視点では突っ込みどころが見当たらないほど、過不足のないスマートな文体でビックリしました。
作家を目指すような人は、このくらいの文章を書かねばならんのだなぁ、と勉強になります。
それでいて、自分の技量をひけらかすようなクドさもない。
文章が上手くても、ダラダラと自分のテキストに酔ってしまう書き手も、アマチュアには少なくないですからね。

それと、設定の見事さにもうなります。
長編作に相応しい、素地を備えた物語設定ですよね。
このアイディアなら、どんな展開でも持っていけそう、というワクワクを内包していますね。
なかなか無いですよ、ここまでのものは。

僕が読んだところまでは、まだちょっと着地点は見えない感じですが、
このくらいの技量のある作家さんなら、エタることなく締めを迎えられるんじゃないか? という確信を覚えます。
続きも頑張ってください。

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