このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(73文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(110文字)
自由気ままに生きる猫たちの姿がとても活き活きと書かれています。でも普通の猫ではなく、記憶を保持したまま何度も転生する不思議な猫たちです。だからこそ生まれる喜劇や悲劇があります。童話や児童書のような優しさと、豊かな感情の機微を書くドラマ性を兼ね備えた名作です。猫好き、そして心温まる話が好きな人にオススメですᓚᘏᗢ
たまたま別作品を読ませていただいてからこの作品にたどり着きました。こんな作品にずっと会いたかったかもしれない。優しくて楽しくて、人間と猫は違う生き物のはずなのに自分も猫になったような気持ちになれる。そういう意味で等身大で描かれる主人公(猫)の感情が心に響くような作品でした。素敵な物語に讃歌を。
いやぁ、僕はどちらかというと短編はあまり好きではないのですが、これは良かったですね!短編の良さって、こういうことなんだな、と実感できます。具体的に言うと、情感のフォーカスを絞ることで、そこにギュッとエモーショナルな良さを詰め込めるんですね。余計な冗長さなんて要らないんです。「果たされた!」という納得と満足があれば、それでOKですよ!まぁ僕自身、動物が大好きという贔屓目は多分にありますがw