島本 葉

鈴木春信と平賀源内、友人だったのですね。
爽やかな交友の中で変遷していく浮世絵の技法が見事に表現されていてとても良い。
おすすめの短編です。

映像作品には映像作品の、アニメにはアニメの良さってあると思うのですが、文章で語る文学作品ならではの良さってあると思うのです。 この作品は普段感じ取れない、人の内面に迫っていて、と…続きを読む

とても読み心地の良い作品で、最後にはじんわりと温かいものが胸の中に残ります。 小説の中で、食べるシーンが出てくるものは多くありますが、 その中でも本作は素晴らしいと思いました。 …続きを読む

とても気持ちの良い作品でした。 短編なのですが、読後にはそこそこ長い物を読んだときのような、充足感があります。 これはいいものを読んだぞ、と。 現代物、やっぱり良いなぁ。 とても…続きを読む

ジャンルはホラーになっています。確かにそんな要素もあるのですが、それ以上に優しさに包まれます。 これはホラーの皮をかぶった優しい何かです。 チビたん♥️ なんて健気な子なんだろ…続きを読む

辞書くんと呼ばれている主人公は、わからない言葉があると辞書を引いて覚え、使っていきます。 そうやって言葉を知っていくことで世界は広がっていくんですよね。 我々にも覚えがあります。 …続きを読む

書かれた言葉はそれほど華美ではないのですが、丁寧に世界と竜とが描写されていて、まるでその場にいるような圧巻の筆致を楽しめます。 また、お話は童話や寓話のような心に残る素敵な作品。…続きを読む

この作品は、全て会話だけです。 ある男性と、病院のようなところにいる女性の会話。 みなさんも２人の会話に耳を傾けてみていただきたい。 会話のみであることで、登場人物の表情がよく見…続きを読む

次々と打ち出される語り手の軽妙なジャブにメロメロになります。
まぁ読んでみてもらいたいです。楽しい。

くるをさんの作品はいつも言葉選びが素敵なのですが、この作品はより際立っていると感じました。 東風のピューと西のヒューがたてがみの上で押し合いをはじめたり、動物たちがヤンチャな風に…続きを読む

実録と銘打ってるので、ここに書かれている内容はすべて事実に基づいていると言うことだ。 ああ、怖い。本屋ってこんなところだったかな？ じわじわ来るので、皆で続きを期待しましょう。…続きを読む

こんなに短いのに、こんなにシンプルな言葉なのに胸に響くのは何でしょうね。

まだ未読の方は損してますよ。ぜひ。

電車とか人前で読まないことをオススメします。
いや、朝からいいの読んだ。

最後にとても幸せな気持ちにになって、もう一度と読み返したくなる。
そんな素敵な作品です。