「神様？ 不思議」を含む小説

主人公の明太郎（めいたろう）は明日の誕生日を待ち望んでいた。 ——晴れて十六歳になったら幼なじみの比呂美（ひろみ）に赤い糸を申し込むんだ。 赤い糸。それは国に交際相手を登録す…

　小学六年生の野口福は初めての恋をした。そんな福には（母から受け継いだ）周りにいる人を幸せにできるとても不思議な力があった。

至って彼女は平凡だった……前触れなく、自身の記憶を喪うまでは。 2016年9月某日 ――旧暦・神在月。 神々が集う地として名高い、日本の地『神来社/からいと』で起こる、境内丸ごと…

オカルト誌に書かれていた廃集落。そこには謎に包まれた信仰があった。 郷土文化史研究会である僕と先輩は夏季休暇を利用して、そのオカルト誌に書かれていた山へ向かうことになったのだった。

学校のいじめられっ子の武隼。武隼はある日、銭湯に行く途中、ヒナという不思議な女の子と出会う。「武隼くんの願い、三つ叶えてあげる。」その言葉から、武隼は学校で虐められることがなくな…

おばあちゃんの家を相続することになった美月。幼い頃、その家の庭で誰かと遊んでいた記憶が蘇る。庭にあった祠にお供えをすると、次々と不思議なことが起こる。なぜ神様は子供の姿をしている…

屋上に1人、佇む少女。足を踏み外そうとした矢先にどこからともなく現れたのは、自称“神様”の不思議な女の子だった。

子なし主婦の私は、ある日小さな子供に告白された。 突然の事に、？マークが止まらなかった。 そして、何故か彼のママになる事になった。 現れた夫に、宣戦布告するその姿も可愛かっ…

あらすじ 　密かに女に生まれたかったという願望を持つ男、原口翔。 　決して男が好きとか、女の服を着たりお化粧したいという事はない。また、女を愛せないという事もない。実際、深山早…

夕暮れの神社で謎の女と出くわした少女が体験する不思議なお話 ※他の小説サイトにも投稿しています ※以前短編集で掲載した話をリサイズしました

彼女は神様の子。やがて人々の信仰を集める神となることが、定められている。でも、まだ幼いから目を離せない。 だから、オレは子守りとしてくじ引きで選ばれた。 神の座に君臨すること…

ヒビ割れたグラスはいつか割れる。 「空を飛ぶなんて、とんでもない」 「空には神が住まうからね」 それなら願おう―― 神様、このヒビを直してください、と。 ---------…

太一は引っ越した先の村で迷子になる。そして提灯の灯る神社にたどり着く。そこで出会ったのは、不思議な雰囲気の少女だった。そして後日、転校先の学校で彼女に出会うが表情や纏う雰囲気が違…

国民全員が、神様の選書した本が入る本箱を持っている世界。 「神様の推薦図書」と呼ばれるその本を、人生に悩んだ時、迷った時の道標にしている人も多い。 ある日、主人公は実家を訪れた。…

　気が付けば見知らぬ空間に一人いた男。辺りにはなにもなく、ただただ無意味な空間が広がっているばかり。 　自分がどうしてここにいるのか、その答えを探るうちに、男は自分がとうに死んで…

父が経営している北国ガーデンカフェ。ガーデナーの舞は庭の手入れを担当しているが、いまにも閉店しそうな毎日…… ある日、黒髪が虹色に光るミステリアスな男性が森から現れる。なのに彼が…

noteというサイトの創作大賞2022に応募した作品です。結果が発表されたので公開します。こちらでの公開にあたり、少々修正しました。箸にも棒にもかかりませんが、読んで頂けると嬉し…

一筋縄ではいかない、ちょっと不思議な連作短編集。（全十一話） ジャンルをミステリーにしましたが謎解きがあるわけではありません。でも、謎を解きながら読めるように、ミステリーの作法…

私、主人公の女。 千載一隅の危機に会い、神頼みするが？ 男、主人公のいちおう彼。 小ずるい性格。過失で撲殺される。 隣人女性。 主人公と懇意。

僕、岡塚汲広（くみひろ）は特に秀でた所もなくごくごく普通の男子高校生。将来は何になるんだろう？あまり深く考えていない。そこそこ平凡に暮らしていたある日、神様みたいのに選ばれて、異…