「奇病」を含む小説

「お父様、このように丸々と太った酒樽のような方とは暮らせませんわ。隣に立てば暑苦しいったらないでしょう」 「この方も背がひょろりと高過ぎてまるで棒切れのよう。私が扇で仰げば倒れ…

泥が噴き出る奇病にかかった少女が、ネット上で出会った少年に恋をする話です。

【まえがき的なやつ】 第2回角川武蔵野文学賞参加作品です。 （落選しましたけど。泣） 武蔵野のことを全然知らないのに書いてしまいました。実際の武蔵野とイメージがかけ離れていたらど…

同じ国で、同じ日の同じ時間に生まれたカイトスとミラ。お互い相手を心から愛していて、結婚も決まっていたが、ミラが蔓延していた奇病にかかってしまう。 どうしても、どうしても。愛する…

　20xx年、ある奇病が発見された。 　その病──変異性仮死遊行症ウイルスに感染した人間は、死後に自我のない生ける屍として蘇る。治療方法はない。 　「世界を滅ぼすゾンビ病」と恐れ…

見た目が小学生にしか見えないショタな高校２年生、真宮眞央（マミヤ・マオ）は女の子に触れられると苦しんでしまう謎の奇病にかかっていた。 そのせいで真っ当な思春期の青春も謳歌できな…

主人公の住む朝暮島で非常に高い致死率の奇病が流行した。　何十人もの人が死に、世界の終末を止めるため朝暮島は隔離された。　特効薬が開発され奇病は終息に向かうと思われていた。 …

突如飛来した隕石の影響により、世界は一変した。 それは――、感情が昂ってしまうと、なぜかラップバトルが始まってしまう奇病に、 世界中の男たちが冒されてしまったのだ！ 「私たちって…

世界最高の魔術師にして、治せない病気はないと言い張る男『ドクター・マギカ』 世界一の科学者であり、ありとあらゆる謎を究明できるという女『ドクター・シンス』 そして、その二人の娘で…

突然、ダンカン牧場の豚に奇病が発生する。殺処分が行われるも、三匹の子豚がいなくなっていた。 やがて、近くの森で拾われた3人の男の子。 言葉も発せずにいた彼らの正体はあの子豚だっ…

ある人はいう。彼は「正義の制裁を加える英雄」だと。 またある人はいう。奴は「醜い怪物」だと。 全身を鱗で覆われる奇病「鱗病」が蔓延していた地方都市「キンググラント」を舞台に、刑…

一つ一つの物語をまとめた短編集のようなものです。出来るごとに随時更新予定です。 主にファンタジー要素が含まれます。 もとは全て、何かしらの絵画・イラストからイメージした物語で…

「残念ですが、薄衣《うすい》さんの余命は一か月です」 風邪かなという気軽な気持ちで診察を受けた薄衣連に告げられた突然の余命宣告。 しかも、病気は『決死恋愛症候群《けっしれんあい…

　羽が生える奇病。その治療のための塔。戻ってきた人はいない。

二〇二〇年の春、ぼく（十九歳）と狐少女のハンナ（十四歳）は出会った。 金色の髪とふさふさした尻尾をもち、頭頂部のけもみみがぴくぴく動いていた――。 「影が二つになる奇病」が世界…

中学生の樹（いつき）は、少しお姉さんの幼馴染、妃夜（ひよ）のお見舞いへ訪れていた。 奇病に侵されているにも関わらず、屈託無く笑う彼女は、ある目標を語る。 病気を抱えたまま、予定し…

パーティー会場の隅に一人佇む少女、否、少年。 そんな少年が放っておけなくて声を掛けた少女。 これが切欠となり親交を深める二人。 一年後、親同士の再婚によりひとつ屋根の下で暮らすこ…

　十代を境に言語能力が失われる奇病、バベル。 　大学入学を間近に控えながらも引きこもりを決め込もうとする富士御厨は、オリエンテーションに従姉妹の富士三方を連れていくよう頼まれる。…

語彙力ダウン症という奇病にかかった主人公。 社長の身でありながら多くのコメントが求められることに。 でも、むしろ喋らないほうがいい感じ？ ↓前回の投稿↓ 『王様の最新式ダイ…

お菓子以外は食べられない。お菓子でしか生きられない…砂糖猫という種族の彼らは、お菓子を食べて生きていた。 そんな砂糖猫たちを奇病「シュガー」が脅かす。飢餓感に襲われた生きた屍同然…