「どんでん返しじゃない 短編」を含む小説

箱庭の住人たち。いつも天変地異に困っている。外の世界は、どうなっているのか、今はまだ、知るよしもなかった。 箱のお題で書いてみました。タイトルが平凡なため、変更しました。

連休を利用して、「私」が地方へ旅行に出かけた時のことである。 列車に乗っていると、隣の席に小箱を手にした美青年が座った。 妙なほど丁寧に箱を扱う様子が気になった私は、彼が席を立っ…

幽霊の類が苦手な男は、引っ越し先が事故物件ではないことを入念に確認する。 しかし、不動産業者と一緒に内見に向かった際に、なぜか心霊現象に遭遇してしまい……

吉村は売れない小説家。 ある日家に帰ると、玄関に見知らぬ靴が。 勝手に上がり込んでいる未来人。 未来にいる吉村の子どもに頼まれて爆売れ小説を持ってきた、らしい。 この小説を模…

住宅メーカーで営業員の仕事について３か月。ようやく仕事に慣れてきたところの失態に、黒之は焦っていた。 内見客との約束の時間が迫る中、何故か目的の住宅に辿り着けないのだ。 だが、…

主人公は幸薄い人生を歩んできた発明家。 オノレを追放した学会に復讐すべく、彼は長い年月をかけて「ある装置」の開発にいそしんできたのだが……その装置の完成は同時に悲劇の始まりを意味…

「私」は行き詰まった状況を打開するため、三分間のミッションに挑戦します。ターゲットは未来を視ることができる女性、彼女は……

昔つくったやつです。ファンタジーのようでSFです。どんでん返しがあります。かるく読める短編ですのでヒマつぶしにどうぞ。

ドイルのシャーロック・ホームズシリーズのパスティーシュです。語られざる事件の一つ、「ジェームズ・フィリモア氏の失踪」を自分なりに書いてみました。楽しんで頂けたら幸いです。生まれて…

僕（白峰皙也）が片思いしているクラスメイト・聖澤さんは、読書と静けさを愛するクールビューティである。 友達にバレンタインの予定を聞かれても、「誰にもチョコをあげるつもりはない」「…

乙女ゲームの世界に転移してしまった疲れたOL・佐藤よし子さん（35）。 果たして彼女は、無事平穏なる日常を取り戻せるのか？ ＊＊＊ 本編完結済み。 本編に入りきらなかったオマ…

怪しい研究所の研究内容を調べるため、探偵は博士に取材をする。が、事態は思わぬ方向へと転がっていく。

ミステリー好きで探偵同好会の部長である幼馴染と共に、あるアパートで物が盗まれる事件を調べていく主人公含む部員三人。 犯人は隣人である。犯人が分かっているのにも関わらず、その真相は…

とある春休み。 中学生の深川三月（ふかがわ・みつき）は、 深川家の屋敷を管理しているニートでギャンブルカスな親族、深川吉朗（ふかがわ・ヨシロー）の自堕落な生活を立て直すために母親…

ある探偵事務所のエース探偵が深刻な顔で所長の元にやってきた。 どうも、推理のしすぎて朝朝食に出てきたサバ缶と密室殺人の区別が付かなくなったそうだ。 疲れてると思った所長はその探…

短編賞創作フェスの２回目お題「危機一髪」に向けた短編。 とある学校の漢字テストを返す際の話です。（フィクションです） この話を読んで、こういったことにならないように気を付けても…

大学の同級生と二人で居酒屋に行った際に、彼女が妙なことを言い出した。 なんでも彼女の住んでいるアパートは『無』事故物件なのだという。 「自殺や殺人なんてめったに起こるものじゃな…

あるクリスマスの夕暮れ、娘が孫を連れて実家に遊びに来た。夕食を共にするためだ。祖母は、孫たちのためにローストチキンを焼いてやるつもりだった。果たして一家は、夕食を迎えることなく絶…

——こんな悲惨な日々は一生続くのだろうと、あの日、あの人と出会うまでそう思ってた。 男として生まれた悲劇の女海妖（男）が女海妖（セイレーン）の歌声に魅惑されなかった絶望女子と恋…

「先生が好きです！付き合ってください！」 告白されたけど、もちろん私は断った。 教え子と恋愛だなんて。それに私には彼氏もいる。それきりのはずだったのに。 数年が経ち、私は彼に再…