「現代ファンタジーなんかな？」を含む小説

「言霊という言葉をご存知でしょうか。声の形で発した言葉は、現実に対して影響力を持つという考え方ですが……どうやら彼女の“言葉”が、それにあたるらしいのです」 女子中学生・呉野氷…

ここは異世界人から異星人までなんでも出てくるサラダボウル・シティ。とあるきっかけから、シバを「初めてできた友達」だと言って笑った奇矯なマギサは、彼か彼女かもわからない。泥をすすっ…

あなたには大切な記憶がある。 とてつもなく幸せな記憶が。 たとえそれが嘘だろうと、今目の前にある景色が幸せなれば、それは本物になりうるの。

　ここは最羅町(いとらちょう)、闇龍が空を舞う人のいない廃墟の町。闇龍に対抗するべく、少年少女のみで構成された組織「少年団」が今日も町を回る。 　ある日、少年団のリーダー、龝山悠…

魔界を統べるフェスはある日、魔女に自分の影を奪われ魔力を失う。力こそ正義の魔界では、魔力のない悪魔は地位がないのに等しい。フェスは必然的に人間界に追放される。 そこで死にかけの…

　むかしむかし、人間と、人間に悪さをする鬼がいました。人間と鬼の争いは千年以上も続き、鬼は圧勝し続けてきました。 　ですが、20世紀前半に行われた戦争で、人類はついに、鬼に勝った…

私は荷物を抱えて、山に登っていた。

僕と彼女、春野千咲は幼馴染だった。 中学に上がってから彼女は写真を撮ることに固執し始め、やがて交通事故でその命を散らした。 抜け殻のように生きてきた僕が、想い出の場所で彼女が遺し…

おや、私の事が見えるのか？ どうも。 私の事はただの辺境のジジイだと思っておくれ。 おそらく現れることを許されたというのは、私の役割が来たという事になるのか。 そうだな、私がこ…

　高校二年生の松坂薫は同級生で同じクラスの一色夕里の秘密を知り、コンビニでたびたび会うようになる。一色夕里の能力を使い、彼女の世界を見せてもらうために。 　あざやかで美しい〈祝福…

ある小さな村には有名な伝説があった。その伝説のおかげで成り立っているともいえる村のある漁師が決してしてはならないことをしてしまう。それを防ぐには昔の未解決事件を解く必要があった。

相談所の支援長、氷雨輪廻と少女、小鳥遊りなの出会いを描く。 少年漫画風現代ダークファンタジーです。 ・保険にレイティングを付けています。

高校生である彼女は虐められていた、精神的にも肉体的にも追い詰められた彼女は死を望んでしまう。 いつもは開いていない筈の屋上にふらりと迷い込み、出会ったのはなんと「自称魔王」の謎…

日本の地方都市、裏海。 街で噂される都市伝説と呼ばれる存在たち。海と陸が繋がる時、現代神話の幕が上がる。 黒き海からやって来る存在。戦いの運命に進んでいく者たち。 だから僕は、俺…

世界は考えただろうか？もしも、人類の想像や空想が現実となったら。世界はこう答えた「そんな事は不可能」だと。しかし、それを“可能”とする力を矮小な島国が保有している事を隠していた。…

僕は正義の味方ではないが、街で生活を送る人間がこちらに敵性を向けない限り僕から攻撃はしない。不本意ながら、僕は監視者を守り、あえて監視をされている。僕は紳士だからだ。この街に唯一…

2019年、福岡県福岡市。将来に希望を見出せない不良の少女、朝夏梓佳はドラッグの製造や販売を行うグループの一員として生活していた。そんな暮らしが終わりを迎えたある日、自身の持つ"…

ある日兄から渡された日記帳。兄によるとその日記帳に書き込むことで、片割れの日記帳を持つ誰かと会話ができるらしい。 半信半疑になりながらも日記帳を開くと、そこには「こんばんは」とい…

友人同士である、関西からの転校生の七宮 蛹(さなぎ)と、東京生まれ東京育ちである藤原 菫(すみれ)は祭りに向かった。 そこで二人はずっとこの地域に住んでいる菫ですら知らない、不思…