「未来 不思議」を含む小説

遠い昔にあったこの国の政府がひた隠しにして規制したダンジョンがあった。 『物語ダンジョン』 そう呼ばれているそこには、魔物もいない。ダンジョンという名前だけでアイテムもお宝も経験…

人間が夢を見なくなり、夢がおとぎ話のように語られる時代。 特異的に夢を見られる男の登場が、全人類の夢を求める心に火をつけた。 そんな人類は夢を求め、男を実験材料として幽閉してしま…

未来都市フロンティア それは、日本の太平洋側に作られた人工島に建てられた巨大都市。 その規模は東京都と同等の規模を誇る。 この都市ではヴィジョンと言われる不思議な能力を持つ人た…

数年前、発表された人や物を小さくできる「縮小技術(ミニマライズ)」 それと同時期にある登山家が"自宅登山家"を名乗るようになった。 彼の名前はエミヤ・シュウイチ。 著名な登山家…

これはある男が死ぬ前に書いた手紙。 その男はロボットという名のクローンが登場する前後の時代を生きた男だった。 そのロボットと人間を区別する唯一の方法は夢を見るか否かの一点のみ。 …

　ローファンタジーアニメの設計図。３０分尺のシナリオが１クール分。魂の入れ替わり、心の声を聞く力、予知能力！？　時間の非連続性、タイムリープ、過去改変の観測。あらすじを読んで下さ…

同棲して五年の男女が結婚に至らない理由、それはある鏡のせいだった。 特別なスーツを着れば容姿を自由に変えられる鏡。 その鏡の登場により、本当の姿でいる人間が数を減らしている世界。…

　入社二年目にして海外赴任、出世コースまっしぐら！ と社内で噂の男が東京本社へ帰って来た。 　二十八歳で独身、爽やか好青年の時任律瑠《ときとうりつる》に興味津々の女性たち。 　だ…

　東京のとある片隅で、世界は螺旋を描いていた。 　街角の喫茶店は木洩れ日の間にひそかに息づいており、コーヒーの湯気が空間をねじ曲げていた。 「時間が逆行するなんて、非現実的だよ…

ようこそ、『時間旅行の館』へ。 私は『時子』。時間の『時』に子どもの『子』と書いて『時子』と申す。この『時間旅行の館』では、その名の通り『時間旅行』ができる。来館者から金銭は頂か…

※セブンタレンティズの続編になります。 　——父ちゃんが死んだ。 　齢十一歳になる少年の目の前で父親はトラックに轢かれて高々と飛び、大きな音を立てて地面に落ちた。 　どんどん…

　遠い未来、どこかの並行世界。 　この世界では、人類の天敵『使徒』の出現により、人間は絶滅寸前に追い込まれていた。 　100年に渡る戦いの最中、スラム街の悪ガキ『イヴ』が不思議な…

１９世紀末のロンドン。 地方の貧しい男爵家出身のアイラは、由緒正しい伯爵家の嫡男バートンに恋をした。 秘書として働くアイラの初めての恋は、誰にも明かされぬまま、ひっそりと消えるは…

「ねえ、知ってる？」 「あのウワサこと？」 「そうそう」 「学校内のどこかにある」 「不思議な本」 「その本を見つけ出したものは――」 「相葉悠一」は、見下していた友人が、夏休…

近未来。異世界のSHIᗺUY∀（シブヤ）。 行き交う人々は、ヒトのような、イヌのような、不思議な姿をしている。 彼らが暮らす街は、それぞれの思惑を持った諸勢力の乱立で、ある種のカ…

新装京都競馬場のイベント。着ぐるみの女が階段から落ちて死んだ。 その死に疑問を持った女子大の競馬サークルの後輩たち。 なぜか、顧問の講師に次々と降りかかるわけの分からない出来事。…

目次 序章：突然の来訪 第一章：不思議な訪問者 第二章：秘められた目的 第三章：隠された真実 第四章：二つの世界の間で 第五章：脅威の影 第六章：絆を超えて 終章…

アビとの遠距離恋愛中、ゾハの身に異変が起きた。声が勝手にしゃべりだしたのだ。アビにはこの件は伏せ、会話も避けていたが、ある日、緊急事態の知らせが届く。ゾハは制御不能な声のまま、最…

７年前に起きた交通事故により両親を亡くした透は心に隙間を感じていた。そして命日の日に、同じく７年前に姿を消した友人である少女と再会する。その少女は血まみれで、少女が「研究員」と呼…

同じ世界観を共有するSSを書いてみます。大きな世界を小話で切り取っていきたいと考えています。 今よりちょっと未来で、ちょっと不思議な世界へようこそ。 各話350字～400字程度…