ショートショート
@Baze1982
第1話
「明日は晴れの『予定』だそうだ。」
人の手によって気象が制御されるようになって、もうかなり経つ。
ゲリラ豪雨や大雪、超巨大台風などに悩まされていた曾祖父達の話を聞いても、その凄まじさがイマイチピンとこない。
「あぁ、良かった。久し振りの旅行だし雨日にあたらなくて」
空気が乾燥し過ぎず、かと言って湿度が上がり過ぎないように適度な間隔で雨を降らす。
スキー場が運営出来るように、山間のみに大雪を降らす。
気象制御で我々は快適な環境を手に入れた。
「明日は早いしそろそろ寝ようか?」
曾祖父が子供の頃に作っていたというテルテル坊主を指で弾いて、部屋の灯りをおとす。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます