「ひねくれ」を含む小説

底辺配信者を見てると安心する。どうせリアルでの社会的地位も低いに違いないから。 私は私より弱いやつを見ていると安心する。どうしようもなくひねくれた性格なのはわかっているけど、これ…

　場所は、近年目覚ましい経済発展を遂げつつある辺境の王国『ジオ』の王都。 　時は、麗しの王女の結婚式を明日に控えた賑やかな夜。 　雨が降りしきるその夜に、二人は出会った。 　…

前世でも双子だった、一千森琉斗は、双子の弟、一千森斗麻とともに、気が付いたら異世界に双子の兄弟として転生していた。 先に死んだ斗麻が兄で、後から死んだ琉斗が弟に生まれた以外は、特…

舞台は避暑地としても名高い軽井沢町。 この町は1998年冬季長野オリンピックにおいて、世界で初めてカーリング競技が開催された都市としての側面も持つ。 そんなカーリングの町、軽井沢…

もうすぐヴァイスラント公国に精霊がやって来る。建国の降臨祭の最終日、国王は最愛の人とワルツを踊らなければならない。けれど国王ギュンターは浮名を流すばかりで、まだ独身。そこで立ち上…

哲学を専攻していたひねくれ者の学生が、ある日いきなり犬に転生してしまった！！ 「転生！これは重大かつ不本意な問題だ。だいたい心身二元論は今やほとんどの学者によって否定されている…

御津代みつは。 稀代の口悪美少女でありながら、俺と同じ文芸部に所属する文学少女でもある。 理由はわからないが、御津代の悪口は俺にのみ向けられるようで、男子高校生の繊細な心は毎日の…

　新学期のクラスの空気を馬鹿馬鹿しいと考えるほどにひねくれている倉木彩人は、部活に所属していない。しかし、彼の通う高校は部活への入部を義務付けているため、学年で浮く羽目に。 　入…

＜探偵討議＞ 古くはモーリス・ルブランとコナン・ドイルの往復書簡に端を発するという、要するに一方が「謎」を出して、もう一方が探偵役となり、それを解くという（架空の）競技。 一…

気がついたら記憶がない？ お家騒動に巻きこまれ、召集かけられたのが魔王討伐？ 異世界から来た高校生に振り回されながら、観光地京都で謎解きしていくファンタジー。 ひねくれご子息様が…

　私立霽雷(せいらい)高等学校。 この学校は、高校にしては珍しいくらいに科目分けされている。 　そんな中で、文系ロシア語コースに所属している、鼻元まであるボサボサの手入れされてな…

秋葉瑛太、十七歳。高校二年生。主人公である。 彼には秋葉傑（すぐる）という兄がいた。運動神経抜群、頭脳明晰、アイドル事務所によるスカウトが絶えない完璧な美少年。 しかし性格が歪ん…

　ツイッターを開いてたら、嫌な記事が目に入って思わず、私はうげえと顔をしかめた。 　記事の内容は、私の知っているアーティストの炎上騒ぎ。 　昨日のアーティストの発言を発端に、…

製薬会社に勤める営業成績最下位のしがないサラリーマン、夜内京一にはある特殊能力がある。それは日が沈んでからは誰にも負けない最強の超人になるという絶対的な能力だった。誰にもそのこと…

灼熱地獄といっても過言ではなかったあの夏の日、永瀬の耳に飛び込んできたのは直線にも曲線にもなり切れていない、不思議な声だった。

電車で転寝していたら、いつの間にか土の中に埋められていた……。 何を言っているか分からないと以下略。もしやこれは、よくある感じの、あれでは？ ……いや良くあってたまるか！ ドマ…

　青春の破壊などと世迷言をほざき、友達もなく、彼女もなく、青春への宣戦布告をする影キャ高校生のことを、世間は敗北者と呼ぶ。 　連戦連敗の敗北者・日陰（ひかげ）は、青春に虐げられた…