「ふたりなら」を含む小説

　帝国立大魔導学院の最上位特待学級。帝国の騎士貴族に連なる令息令嬢らのみが所属を許されたそこにあって頂点の異質さを醸すふたりが織りなす、でもただの雑談。

僕と彼女の初めての、漫才。

高校時代の同級生、メグミとチカはお互い卒業式で失恋して泣き合った仲。大学生になったふたりは、クリスマスの夜、酒を飲みながら別れた恋人たちの近況報告に心が揺れる。「一緒に暮らすか?…

幼なじみのサトとユッコは、小さなころから仲良し。ところが あるときサトがユッコのはいているものを見てしまったことで なんだか関係が……？

　高校一年生の亜梨有アリスはサイコーマート・米泥町店でアルバイトをしている。 　ある日、新人のバイトさんが入ることになり、アリスはその教育係に任命された。その新人さんとはクラス…

子どもは未熟で、命の価値なんてよくわからない。けれどきっと、大人より成熟した、まっすぐな優しさを持っている。 それはきっと、成長とともに忘れてしまう、けれど持ち続けなければなら…

【KAC2022　３回目のお題「第六感」の応募作品です】 夏休みを前にした放課後、圭樹は幼なじみの灯里の追試対策につきあってやっていた。 そんな圭樹には「その人が誰を好きか」が…

　ひとりの少女に、ふたりの女の子が愛を向けるショートストーリーです。 「先輩に口づけを」（1500字程度） ……『先輩』に恋する少女が、先輩と幽霊のキスを目撃する話。 「純度百の…

小学生の和と凛。ふたりは放課後の教室で── ©香居

女の子は男の子の誰もが不思議がる、第六感を備えている―― 友達以上恋人未満、そんな二人は今日も変わらぬ日常の中で。 いつまでもいつまでも、こんな日が変わらず続けばいいのに。

お題：「推し活」 　ライブ中に過激派ストーカーから銃殺されたアイドル・早乙女コハクが眼を醒ましたのは、まさかまさか、亡者が列成すあの世の一番地。 　仕方なく死後の審判を受ける…

18歳の幸彦と、29歳の果穂。姉弟のように育った甥と叔母のゆるやかな成長物語。4000字弱の１話読み切り短編でゆるやかにつながっていきます。 2013年から年に３回、日本リフレ…

沼に落ち、人生を捧げ、周りからみると滑稽だろう。これ以上ハマっちゃいけない。頭では分かっているのに心のブレーキが効かない。彼女が私の全てになった。 あなたの目に私はどう映ってます…

セリーヌとヘッセが恋をした。 ――そしてふたりは、夜になりました。

五十年周期で繁栄と衰退を繰り返す世界。 その世界で生きた、ありふれたふたりのお話。

『魔力を使う者』と『魔力を与える者』が二人そろうことによってはじめて与えられる称号―― 「魔法使い｣。 中央大陸で随一の繁栄を誇る魔法国家セルビアは、数多くの｢魔法使い｣を世に…

1991年。女子高生ふたり。マクドナルドの二階の片隅。

「もうすぐ退勤の時間帯だから、短い時間になんども別の飛行機が来るのよね」 「ああ、まるで路面バスだ」 営んでいる店から離れたデパートに行っていた、バックパックで背中を隠す青年と…

こちら静岡県沼津市。西高東低の乾燥した快晴が続く中、冷たい雨は時々降るかも？な今日この頃。茶畑を休んでみかん収穫を手伝う季節の到来です！　お茶農家の娘で農閑期は何でも屋をしている…

護衛士、それは誰かを守る職業。 駆け出しの護衛士であるハルトは、ある出来事から王国のふたりの姫様を護衛し国へ送り届ける使命を負った。 王国までの長い旅。 護衛士でありながら…