―主催者メモー
不条理劇に見せかけたらくがき（いい意味で）。
作家さんは地力あり。文章破綻もなく構成も手堅い。
闇落ちはしていない。絶望の欠片は見えない。
固有名詞などでぶん投げ捻りをしていても、内容に鬼気迫る変態性は感じられず小手先感が強い。
あなたはきっと汚泥を啜り足りない穢れ無き人。そして良い作家。
でも、頭おかしい大賞では一次予選落ちですごめんなさい。
またのお越しをお待ちしております。

世界観とかごちゃ混ぜで。なんとか雰囲気だけ纏めて。なんか良い感じじゃない？って思う作品。大好きです。個人的にはその後の展開が気になりますが、こういうのは単話だからこそまとまるんですよね。

テンポ良し、キャラ良し、地の文良し、セリフ良し、四拍子揃っているのではないでしょうか⁉︎　コンビニを舞台にした作品はたくさん読んできましたが、ここまでおバカを前面に押し出してきた作品は初です！　短編でこの面白さは犯罪的でしょう！　こんなお店あったら行きたい！　タイトルの『こんびに』、まさかのダブル・ミーニングなのか。ギャグなのに細部まで手を抜かない姿勢はすごいの一言。