「所」を含む小説

潤った生物、ぴっちの話。（※重複投稿作品）枯谷落葉

　「ここから、逃げ出さなきゃ！！」 『影歩み』 　現世に恨みを持ち生きてることが馬鹿らしくなったものが、ある特定の駅に早朝0時に着く電車を降りて改札に向かう所で月と電灯の明か…

小説を書いていると、こんなシチュエーション書きたいけど、そこに話を持っていくまでが面倒くさいって事ありますよね。 だからいっそ、途中の過程はカットして、思いついたシーンを書いてい…

　百数十年前、多くの旧都市が崩壊していく中、大陸の北で最後まで機能していたオタワという都市の住民が環境悪化と災害から北へ逃れ、海を渡り最北の島に辿り着いた。人々はその島の北極海に…

「咲人(さきびと)」と呼ばれる者たちがいる。彼らは人間が呼吸し、新陳代謝を行い、排泄をするのと同じように、その皮膚から様々な物を咲かせることが出来る。ある者は美しい花を。ある者は…

　行先は三千世界未だ見ぬ向こう。 　私達は幸せと、ほんの少しの酔狂を持って行きましょう。 　ただ、お気をつけなさいな 　間違いなく、私達深淵は、貴方をいつでも待っているのだ…

不良社員の俺は― 『クソ仕事』に邁進中だ。もうすぐウチの会社のお荷物である森の観測所に『クソ隕石』が落ちてくるのだ。 『クソ隕石』を迎撃するのも楽じゃない。なんせ交代人員は逃げや…

俺は巷でいうところイケメンだ。リア充と言ってもいい。だがそんな俺でも彼女はできたことはない。中学から好きな人がいるからだ。俺は今はリア充だが、かつては陰キャだった。 だが振り向…

　西の大陸。獅子の国。王ラウル・レーディングの時代。兎族の国を滅ぼしてラウルが手に入れたのは、兎族《強弱の双子》弱の仔、レン・ア・ネード。ラウルを獅子の王として君臨させ続ける狐族…

「良かったわね～、テルちゃん！　もうすぐあなたも鷺宮学園の一員よー！」 　マ、……いや、母さんからの何気ない一言で、俺、桜井　輝人は衝撃の事実を思い出した。俺が前世知識でいう所の…

僕は今日も殿村さんの働くファーストフード店でアイスコーヒーを買う。僕の女神、殿村さん。彼女は僕の女神であり、ヒーローでもあった。今日も喫煙所で煙草をふかす彼女の姿を、名前も憶えて…

異世界に行きたい俺は幼馴染にから馬鹿にされていた。 昔は違ったんだ。一緒に異世界にいくって言ってくれた。 高校まで陰キャを装っていたら、本当の陰キャになっていたことに気がついた…

😰色々見落としが有り、大切な所が抜け落ちていました。巨大な竜巻と津波が起こったその時に現れた魔女が海底から現れた理由は34話、ビギン宰相がリンゴ婆さんを利用した目的は35話に書い…

【本編・後日譚 完結！】 　かぐや姫が『女神』で、貴公子たちの集めた宝物が不思議な魔力を持つ『神器』。おまけにこの国には大きな秘密が隠されているらしく、そんな所に生まれたわたし…

マッシロと並行して、短編集を綴るという何ともヘビーな作業に入りました。これも、マッシロと一緒で、1話1話独立しています。マッシロとは、全くテイストが違うので、その辺も楽しんでいた…

　私は、不幸な人間らしい。 　最愛の妻と娘を、殺された。 　マスコミという遠慮がない連中が私の所に来て、話しかける。何か、言葉を発すれば、それが当日の夕方には、記事になりニュー…

――その生贄王子、返品してもいいですか……？ 　その日、予言の魔女メリルの元を訪れたのは、銅色の髪と金の瞳、端正な容姿ながらも不遜な態度の第三王子デュークだった。 　メリルは、…