「また明日」を含む小説

2011年３月、節電のためライトダウンされた夜の渋谷を歩いていた僕は、たまたま通りががったコンビニで不思議なものを見る。そこには「西日本向け【赤いきつね】」が陳列されていたのだ。…

登場人物 ・僕 シキ ・キロ(友人) ・おばあちゃん(キロのおばあちゃん)

　この世には神に愛された人間が確かに居る。例えば今年、進学したばかりの周防メアリ。彼女は失敗も挫折もせず、不自然なくらい誰からも嫌われず、それでいて容姿端麗、文武両道と非の打ち所…

広大な大森林に、耳が葉のような形状をした「森葉族」と呼ばれる種族の集落が点在していた。主に狩猟採集で生活している彼らにとって、一人前に狩りをこなせるようになることが立派な大人と認…

西暦3965年、そこは人類が進化した時代....いや、進化しすぎてしまった世界。高度な文明を持った人類はその叡知に溺れ、自分たちを模した生命体「人類亜種」を新たな労働力として創造…

去年の6月までは楽しくて、なんかみんな悪口や、負の感情だらけ。1年半位かな？ 今は笑顔。誰も誰かと比べたり、悪口はないね。あれば本人に言うし、仲裁もするし。最後は笑顔 快晴の空っ…

些細なきっかけで仕事を辞めてしまった男、増子りく（ますこりく）。 僅かな貯金を握りしめ、妹のアパートに転がり込んだ。 まずは職探し……。 と、思っていた矢先、ひょんなことから成…

身近な怖い噺（はなし）の短編集。 話は繋がっておりませんので、気になったタイトルを開いてみて下さい。 怪談・怪異愛好家の私が伝え聞いた、怖くて、奇妙で、明日あなたが出会うかもしれ…

誕生日のケーキも、一人で食べるピザも、カフェで友達と食べるオムライスも、深夜に食べる牛丼も。どれもきっと誰かの日常で、それらは誰かにとって特別だったりする。

〈あらすじ〉 　二十二歳の私は、呪われた二十二歳を生き延びるために、毎日公園で小学生のミカとおしゃべりをする。順調だったはずなのに、ある日突然、左腕が消えていた。左腕はなぜ消えた…

ある雨の日のこと。再会した同級生は全く変わらず明るい顔をしていた。

大学卒業後も定職につかず、コンビニでバイトをしながら通信教育で学校教員を目指している七五三掛 朔也(しめかけ さくや) 朔也のコンビニで、いつも決まって、カフェラテと肉まんを買っ…

都会から田舎に転校してきた、感情を表に出さない少年。ある日出会った渚の少女から「私、クラゲになりたい」と言われ、2人の夏休みが始まる。楽しい日々が続いていた矢先、水族館に行った2…

ボクシングの試合前日。 計量後に食べる、待ちかねたごはん。 一週間ぶりくらいに食べるごはん。 で、試合の後に食べるごはん。 「絶対にこれ食べたい、ってものある？」 「人生最後の…

うっかり皇帝になってしまったそこのあなた！ 税金の徴収でお悩みではありませんか？ 大丈夫、税金は魔法などの特別な技能がなくても（頑張れば）明日からでも徴収できます。 課税の悪魔が…

朝出社したら社長がビルの上から飛び降りた 明日からの生活を心配してふて寝を決め込んできたら 世界が破滅していたでゴザル

ああ、また今日がくる… これは一人のモブが、平和な明日を向かえるために奮闘する物語である。

「お前は戦いの役に立たない。クビだ。」と、勇者こと 王子は言った。「えーとですね、後方支援は直接戦闘に加わりませんし、そもそも、わたくしは貴方のパーティーのメンバーじゃないですよ…