内容はボクシングの減量を中心に描かれますが、その合間に描写される鮭茶漬けと白菜漬けの美味しそうっぷりときたら、もう!日本人の根幹を刺激する味なんじゃないでしょうか。堪らなく美味しそうです。明日死ぬなら食べたいものが増えました。
ボクシングと言う苦労の割には報われず、ホンの一握りの人間しか報われる事が無い競技に於けるリアリティが伝わってきますが、主人公の烈の軽妙な語り口が悲壮感を然程感じさせず、テンポも良いです。 そう言えば、最近ボクシングの試合で体重超過ってよく問題になるよなとか、時事的なネタもあり、格闘技が好きな方は思わずニヤニヤしてしまうかも知れません。