「虜」を含む小説

　目の前で人が死ぬのを見た”狂(きょう)“は、その美しさに囚われ、インスピレーションが湧くと作りたさゆえに人に手を伸ばす。 　廃墟のアパートで彼が作った”BAN“という女性の眉…

2022年 冬。大学生の山神達也は、半年前に亡くなった中学時代の友人・三鳥文哉の墓で、謎のUSBメモリを発見。同時に、そこで出会った探偵を名乗る少女・暁たきびに連れられ、駅前の図…

幼なじみで友人のキミは、機転が利いて優しい。キミの優しさに触れた人は皆、虜になっていった。 そんな魅力的なキミのことを、私はただ傍観する。

　写真家を目指すも記者となった朔也（さくや）。写真提供や案を提供するも彼の記事は一般人受けしない『訃報』ばかりだった。そんな彼の元にリンクが届く。それは『闇映え』。裏の映えアプリ…

砂漠の真ん中にあるシェスタ国は、限界であった。 大地からは水がなくなり、死者も出ている。 裕福で水も豊富な隣国へ出した救援要請は、拒否された。 しかし裕福に見えた隣国…

都合のいい女ーーその言葉が彼女の喉を引っ掻く。｢ワインを嗜みませんか？｣と誘われた彼女は、言われるまま彼の虜になってーー。

これを読み終わった頃には、きっと貴方も終末世界の虜に！ ＊「カクヨムWeb小説短編賞(令和の私小説部門)」への応募作品です。(テーマ→己の過剰な偏愛)

エレフセリア王国の小さな村で、母親と2人静かに暮らしていた9歳の少女、オリビア。彼女は恋愛小説、特にヒロインが病んだヒーローに囚われる話が大好きな女の子だ。 そんなある日、オリ…

『雑誌』……それは、古来より人々を魅了してきた究極の暇つぶしアイテム。 古今東西様々なジャンルを紡いできた『雑誌』というエンターテインメントはまるでエデンの果実！ ひとたびそれを…

短編ホラーです。 サイコホラー、派手な流血はないですが、若干のグロ要素ありです。 繊細な舌を持ち、食に関しては異常な執着を持つ会社員「僕」 同じく食にこだわる同僚「里くん」…

「レニー・フローレスとの婚約をここに破棄する！」 登場するや否や、拡声魔道具を使用して第三王子のフランシス・コロネルが婚約破棄の意思を声明した。 レニー・フローレスは『カナリ…

18歳になったスピカ公国ウンディーネ公爵家のアーマンディは、聖女の儀式を経て聖女となった。 だが、アーマンディには秘密があった。実はアーマンディは男だった。 誰もが見惚れるガ…

旧文明の滅亡と共に見出され、今や常識として存在する「魔術」。 その魔術の内、幾つかはその危険性を憂慮され、「禁術」として使用を制限、あるいは完全に禁止された。 しかし人々の欲望…

　『異世界を救う物語の主人公募集中』 　読書好きの少女・高千穂あやのは、ある日学校の掲示板でそんな広告を見つける。広告を怪しむ親友・黛麻由香を余所に、あやのは「なにもできない自…

ゲームの攻略本の素晴らしさについて愛と熱を込めてひたすら語った文章。おまけ(本編の数倍の文量)として名攻略本・名TRPGルルブ・その他ゲーム関連本を大紹介。これを読めばあなたも攻…

第125回殺伐感情戦線『虜』参加作品。（ちょっと遅れての投稿です。） たとえ壊れていたとしても、貴女がそれを望むのなら。

「殺伐感情戦線」の「虜」参加作品です。 毎日の仕事で疲れている春美さんのために、コーヒーを淹れる沙織。日曜日の朝は毎日こんな感じ。

【殺伐感情戦線：第125回 お題「虜」】 　22時のライブハウス。音楽を続けるために必要なこと。ギター、曲、私とお客。そして最後にアンプルをひとつ。

　俺、汐留凛は父が元ボクシング世界チャンピオン、母が大女優という環境で育ったという特殊な環境で育てられた。小学生6年生の頃、ボクシングの練習が辛くなり、逃げ出した時、一人の少女と…

入れ替わり物語が好きで、何作か書いて、何十作かは書きかけている筆者が、日々思いつくことを記していきます。 話題はなるべく、入れ替わりと、筆者にとってはその近縁に位置するＴＳおよび…