「緑のたぬき」を含む小説

15代将軍、徳川慶喜は江戸城で「今日は『緑のたぬき』にしてくれ」と言った。 鳥羽伏見での戦に敗れた1ヶ月後、冬の寒さの厳しい1867年2月のことであった。

昨今の事情で金欠の女子大生、上埜は大みそかもコンビニバイトに励んでいた。 バイトが終わりひと息ついたところで、同じシフトに入っていたバイトの先輩、アラサーの瀬戸崎が年越しそば代…

大晦日に働くサラリーマンのささやかなお話です。

大学一回生の俺はひょんなことからほぼ初対面の同回生の女子、東野奏（ひがしのかなで）さんと二人きりで資料作成をすることとなった。なんとも気まずい中、彼女は昼食を買ってきてくれると言…

突然赤いきつねが食べたくなった僕。近所のスーパーに行くと籠の中には最後の一つ！　手に取ろうとしたとき、年齢近そうな女性が手を伸ばし――。 なお、幸せしみないかもしれない……。

「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト応募作品。 意味がわからないけどなんか羨ましいｗ

　深夜、飲食店が閉店しているような時間でも食べられるインスタント麺。しかし、お手軽だからこそ美味しい物でもある。そんなインスタント麺をめぐる、とある大学のとある深夜の出来事です。

私は体調をよく崩す人間だった。だから私は、体調を崩すたびに赤いきつねを食べていた。 (「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト)

夜勤を終えた男が家に帰り、カップ麺を待つ間に昔の思い出を思い出すお話です。 ほっこり、して頂けたら嬉しいです。 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト…

大手メーカーに勤める俺には大学時代からの恋人がいた。 八年間ずっと同じ方向を見て歩み続けていた俺と彼女だったが、ある日俺に出された辞令が、二人の間に小さな影を落とす。

大好きな姉ちゃんが結婚する日、親族からのスピーチをすることになった弟は、ふと、『きつねの嫁入り』という言葉が思い浮かび、小学生の頃の出来事を思い出す。 それは、姉ちゃんと一緒に過…

【赤いきつね】も【緑のたぬき】も美味しい。 狐と狸はそれを知っている。だからこそ、好きなものを食べさせたい。

桃子は、ちょっとせっかちな天才発明家。 ある日、彼女は世紀の大発明、タイムマシンを完成させる。 タイムマシンの性能を実験するために、桃子は『マルちゃん緑のたぬき』にお湯を入れ、3…

これは、私のささやかで、かけがえのない日常の一コマです。

赤いきつね＝赤＝ソ連 ということで書こうと思っただ。

・構成は「脚本形式」です。 ・「横20字×縦40行」を「一頁」の区切りとして、罫線を引いています。

冷蔵庫に入れておいた卵やキムチ、とろけるチーズがいつの間にかなくなっている。 非常用にと箱買いしておいた赤いきつねと緑のたぬきの減りも早い。 あやしい。 ＊＊＊ 「赤いきつ…