概要
恋のきっかけは、俺の緑のたぬきに対するちょっとしたこだわりだった
大学一回生の俺はひょんなことからほぼ初対面の同回生の女子、東野奏(ひがしのかなで)さんと二人きりで資料作成をすることとなった。なんとも気まずい中、彼女は昼食を買ってきてくれると言い、俺は咄嗟に緑のたぬきと言ってしまった。しかし俺は自分が緑のたぬきはかき揚げを後入れする派だということをどうにも恥ずかしくて言うことができず……しかし彼女がお湯を入れてきた緑のたぬきの上には割り箸と、そしてかき揚げが載っていたのだった。
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